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勢いにまかせて その2 [アート]

昨晩は、N響アワーのあと、ETV特集も続けて見ちゃいました。もっとも、手が離せない作業があったので、パソコンに向かって作業しつつ、横目横耳でちらりほらりと。耳がぴくっと反応すると、じっと画面を注視するという。

サハラ砂漠を横断して(北から南へ走るんだから、縦断かな。でも、サハラは東西が広いし、やはり横断なんだろうか。日本語としては悩みどころです)、サハラが砂漠化してしまう前に住んでいた民族が残した壁画を見に行く、という企画。日比野克彦さんが出てました。

日比野さんって、NHK教育にけっこう出るよね。プロデューサーに仲のいい人がいるんだろうな、などと邪推しつつ。でも、日比野さんの語り口というか、味が効いた番組になってましたね。私は、黒サハラとかっていう玄武岩が露出している土地が出てきたあたりが、すごく興味深かった。他にも地べたに転がった石器とか。新石器時代かな、たぶん。

でも、いちばん「いいな」って思ったのは、壁画に向かい合った日比野さんが、自分も描き始めるところ。模写なんだけど、完全な模写ではないのね。再創作というか、再創造というか、「絵描き」としての眼と手がじっとしてはいられない、みたいな情感が伝わってきて、とてもいい感じでした。
考える絵本〈4〉美 (考える絵本 4)

考える絵本〈4〉美 (考える絵本 4)

  • 作者: 日比野 克彦
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 大型本



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