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1月17日という日に…… あれから一年が経ちました [ひと]

1月17日という日は、実はカミさんの母君の誕生日でもあるのですが、90年代には大事件がふたつ起きてしまって驚かされた日でもあります。91年1月17日の湾岸戦争の開戦、95年の阪神淡路大震災。しばらく大きな事件は無かったと思っていたら、昨年は一日のうちに、小林繁、郷里大輔、浅川マキという3人の方々が同じ日に世を去ってしまうという一日になってしまいました。そう、昨年の1月17日は日曜日でした。

小林繁さんについては、いわゆる「江川事件」の当事者で、阪神に移籍した投手という認識と、何年か前にその江川さんと一緒にお酒のCMに出ているのを見かけて、ああ歳月が経ってわだかまりを少しは減らすことができたのだろうか、と思った覚えがあります。あとは独特のピッチングフォームのこととか。もちろん亡くなるような年齢ではないだろう、という衝撃がありました。この件が昼過ぎ、午後の早い時刻。

日が暮れて、知ったのは夜になってからだったと思いますが、郷里大輔さんが亡くなったということを、ネットで見かけました。驚いて、あちらこちらで確認を取りましたが、やはり事実でした。一種のたくましさを持った声質で、強い性格の役柄や悪役、あるいはユーモラスな役なども幅広くこなしていて親しみのある方でした。まだまだ亡くなるはずでは、と、これも衝撃を受けた記憶があります。彼の心に去来していたのは、いかなる事柄だったのでしょうか。

そして、日付も変わり翌日になってからだったか、浅川マキさんが公演先のホテルで亡くなった、という事を知りました。失礼ながら小林、郷里のおふたかたほどには若くはないにせよ、まだまだ亡くなるような年齢ではないはず、という、またしても同じショックを受けた記憶があります。こんなことが一日に起こるのだろうか、という衝撃も。確かに起きてしまったのですが。

このブログを立ち上げたのは、この日から一週間ほどあとのことで、立ち上げてすぐに浅川さんのことを書こうとしたのですが、まだ事実が重すぎて書くことはできませんでした。それから3月ごろと7月ごろにも、書いてみようかと思いつつ、とうとう一年が過ぎてしまいました。ある時期、確かにある時代を象徴する方であったことは確かでした。書いておきたい実演に触れた機会のことなどもあるのですが、もう少し時間がかかるかも知れません。

年が明けて、ああもうすぐ17日だな、と意識しながら調べものをしていて、偶然に見つけた(それも一年近く経ってしまってから)文章があります。見つけて読みながら、私は少し泣いてしまいました。サックス奏者で文筆活動などでも知られている菊地成孔さんが、浅川さんを追悼した一文です。浅川さんを悼み、そして運命の定めからか、同じ日に世を去られたおふたりをも共に悼みながら、もう一度菊地さんの一文も読んでみようと思います。彼のブログのアドレスを引用させていただきます。

http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=100118225305&SSID=f2a2b3fff990b502b917eea733429329
http://www.kikuchinaruyoshi.net/past-diarys-06-04-11-05/2010/jun/
真ん中あたり、です。
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