インクサンプルの色を見る その３

さて３夜めは、Noodler'sのインク４種を。今回サンプルを頼んだ17色というのは、青の系統のインクで私が気になっているものを、ほいほいと注文してみたものなんですが、このNoodler'sのものはわりに個性的なものが多かったように思います＾＾。

Noodler'sのBaystate Blue。かなり紫色が強く鮮やかな感じの色です。スキャンだとちょっと分かりにくいかも知れませんが、コクヨのノートの上では、少し蛍光がかっているのではと思うほどに、強く鮮やかな色彩になります。大変個性的です。濃淡はほぼ出ないものと＾＾；。

Noodler'sのBlue。なぜか「無印」のブルー＾＾；。このメーカーは、ネーミングに少し風変わりなものもあるんですが、これはあっさりと「ブルー」＾＾；。わずかに緑の入ったような青で、DiamineのAsa Blueに大変よく似た色です。こちらの方がかすかに緑が抜け、彩度が落ちる感じですが、ほんのわずかな違い。濃淡はあまり出ません。

Noodler'sのMidway Blue。「Midway」と言う言葉から、私は「半ばぐらいの青」という風に受けとって、「なんの半ばなのかな」と思いつつ注文してみたわけです。しかし＾＾；。どうやらWatermanの「サウスシー」とおなじニュアンスの色合い＾＾；。すなわち太平洋上のミッドウェイ諸島＾＾；。明るい感じの青で、緑もわずかに入っているような色です。濃淡はあまり出ません。明るめの色ですが、しっかりしていて弱くはない。むしろ強い色なんで、好みによっては鮮やか過ぎると思うかも知れません。

Noodler'sのPolar Blue。これはかなり個性的なインクで、コクヨのノートでは、紙の上で少し広がるような印象があって、書線が太く感じます。紙に浸透していくような感じもあって、かなり裏抜けします。ロディアはそれほどでもありませんが。紫が入った青なんですが、明るく薄めの色合いのように感じます。濃淡はまったく無しで、同じトーンのままペン先の通ったところを染めていくような感じ。大変個性的なインクです。紙に染み込むようなインクなので、少し耐水性があるのかも知れません。ノートに書いた文字を湿らせてみましたが、ほとんど色が流れません。とにかく独特の個性です。

このNoodler'sというメーカーは、わりに新しいメーカーらしいんですが、今回頼んだ４つの色のうちのふたつはかなり個性の強いインクだった気がします。特にPolar Blueは個性的。また、Baystate Blueも色合いと鮮やかさ、強いトーンが独特なもののように思います。なかなか面白い体験でした＾＾。というわけで、なおも明晩に続くのであります＾＾。

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