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To the End of the World [音楽]

もう10年以上も前のことでした。昼休みに、勤め先の近くのCDショップに入ってCDを眺めていたら、それまで流れていた曲が終わって、次の曲が始まりました。ベースとドラムがミディアムなテンポで静かなビートをつむぎ出して、その上でくぐもったような音色のギターがメロディを奏でていきます。静かな曲ですが、情熱は秘めている感じ^^。

やがてギターのテーマが終わって、ピアノが静かにソロを始めました。そのソロは、ゆったりとたゆたうように歌い続けて、やがて次第に盛り上がり高揚していきます。そしてそのクライマックスに、ギターシンセがソロを始める、という曲でした。やがて、また静かに曲想が落ち着いていき、始まった時と同じように、静かに終わります。

何しろピアノのソロがたいへん印象的で、「今の曲は誰の」とお店の人に尋ねてみたら、Pat Methenyの「We Live Here」というアルバムだと教えてくれました。そして、その曲が「To the End of the World」。Pat Methenyの1995年発表の作品で、その4曲めに入っています。

そののち、Pat Methenyと彼のグループの名義のものとで、何枚かのアルバムを手に入れることになりますが、なにしろきちんと意識してPat Methenyの曲を聴いたのは、この曲が初めてでした。そして、あのピアノソロは、グループのキーボードプレイヤー、Lyle Maysの弾いたものでした。

結局私としては、パットのギターもさることながら、ライル・メイズのプレイが聴きたくてパット・メセニーのアルバムを手に入れたような気がします^^;。いや、ギターもいいんですよ、確かに。独特の音色で、オリジナリティに富んだプレイを聴かせてくれます。でも、ピアノはもっと好みに合っていると^^。

でも、ライル・メイズの名義で出ているアルバムは、意欲は感じるけど私にはもうひとつに感じます^^;。なんとなく音の持っている土壌が違うと言うか、パットのグループのサウンドの中で聴けるライルのプレーぶりが、気に入っている、ということなのかも知れません。

とすると、やはりパット・メセニーと彼のグループの存在も、私にとっては大きいのかも知れませんが^^;。とにかく、彼らときちんと出会えたのはこの曲だった、という意味でとても重要な1曲ということになりますね^^。偶然の出会いをさせてくれたCDショップには、とても感謝しております^^。
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