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Me and Bobby McGee [音楽]

この1曲シリーズ、今回は「Me and Bobby McGee」。前回からの続きの形で「歌姫シリーズ」プラスカントリー風味の歌のカバーと言う要素も一応つながる形です。この曲はJanis Joplinの1971年のアルバム「Pearl」に収められ、シングルカットされて大ヒットしました。ただし、ジャニス自身はこのアルバムのレコーディング中に亡くなり、アルバムは遺作の形でリリースされたものです。

オリジナルはKris Kristoffersonが1970年のデビューアルバムに収めたもので、スマッシュヒットになりました。ただジャニスのバージョンが大ヒットになったため、この曲と言えばジャニス・ジョプリンというイメージがあることは確かです。オリジナルの淡々とした歌いぶりに比べると、ジャニスは初めこそ静かに歌い出すものの、大きな盛り上がりを作って激しい感情を表出しています。やはりこの人の持ち味はここなんだろうな、と思いますね^^。

「アルバムを 2枚作って やめる人」という川柳まがいはジェフ・ベックのことですけど、ジャニス・ジョプリンはバンドひとつの活動がさらに短くて、ほぼ4年間に4枚のアルバムを3つのバンドと作って、そして亡くなったのでした。活動期間が短かっただけに、よけいに惜しまれているのも確かですが、その声と持ち味はやはりワンアンドオンリーなのでした。

たまたまなのですが、ジャニスの死に前後して丸2年ほどのあいだに、大物と言っていいロックミュージシャンが数人亡くなっています。亡くなったときに27歳であった、という共通点でやがて「27歳伝説」として知られるようになります。69年のブライアン・ジョーンズ、70年のジャニスとジミ・ヘンドリックス、71年のジム・モリソン。日本ではあまり知られていませんがキャンド・ヒートのアル・ウィルソンも加えておきます。

とにかくホントに個性的な声を持ったシンガーでした。実際の性格はシャイな人だった、という話も伝わっているのですが、声と外観からは姉御の気風の人なんじゃないか、と以前は思ってました。「歌姫」なんて言うと「あたしは違うよ」と怒られるかも知れない^^;。でもそれはたぶん杞憂に過ぎないのかな。優しい人だったのだろうなと思えてきています^^。
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