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Friends [音楽]

アメリカ合衆国という国は人種と宗教のるつぼである、というようなことはよく言われます。その他民族の中で比較的多数のうちに入るのが、いわゆるラテンアメリカ系という人々なのではないかと思います。というわけで、前回メキシコ系アメリカ人のカルロス・サンタナに続いては、やはりラテンの血を引くChick Coreaの「Friends」。1978年の同名タイトルのアルバムの中の曲で、アナログ盤だとB面の1曲目になります。

イントロのフェンダー・ローズピアノとベースに続いて、フルートのメロディが奏される、叙情的な曲です。フルートはJoe Farrell。この人は1986年に亡くなってしまうのですが、チックの初期のソロアルバムやリターン・トゥ・フォーエヴァー名義のアルバムで、演奏を聴くことができます。この人が亡くなってから、チック・コリアのサウンドは変わってしまう、しまわざるを得なくなったように思うのは私だけ?^^;。

「Friends」という曲名も、どうやら同名タイトルの異曲の多い曲のようです。あと映画やドラマにも同じタイトルは数多く^^;。そして、この「フレンズ」というアルバムで知られているのが、2種のジャケットデザインが存在していること^^;。初出時のアナログ盤は4人の青い人形が音楽を奏でているものなのですが、この人形たちの作者に無断でカバー・フォトにしてしまったものらしいのです^^;。

このため、このアルバムはファースト・プレスでお蔵入りの憂き目を見るのですが、ジャズ・アルバムとしては発売年の賞を貰ったりして、大人気になってしまうから不思議なものです^^;。日本盤発売前にお蔵ということで、日本ではカエルやウサギたちが楽器を演奏している写真に差し替えて発売されました。のちにアナログ盤もこのカエルのデザインで発売されたものがあるようです。

その後、人形の原作者とも話し合いがついたらしく、90年代に入ってからのCDは、本国ではオリジナルの青い人形のジャケットフォトでした。ところが、同時期の日本盤CDはなぜかカエル盤のままで発売^^;。その後の再発時に人形になったりしています。現在は国内盤は紙ジャケ仕様などがあるようですが、カエル盤はカタログからは消えているようです。
friends.jpg

というわけで、ちょっと珍しいかも知れない手持ちのカエル盤CDの画像を公開しておくことにいたしましょう^^;。品番はPOCJ-1981で、国内CDの初出時のものです。私は青い人形のジャケットも好きですけど、こちらのカエルの方もいいなと思います。しかし、カエル2匹のあいだにはさまれて、どうやらシンバルとおぼしきものを持っている生き物がなんなのか、もうひとつ判らないでおります^^;。イルカのような気もしますけど、どうだろうね^^;。ドラマーの私としてはパーカッション担当らしい生き物のことは気にかかるのでございます^^。
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