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Be My Baby [音楽]

今回の「この1曲」は「Be My Baby」、超の字の付く有名曲でございます。The RonettesのPhillesレーベルからの再デビュー曲で、全米では2位を記録して、かなりのヒットになっています。最初に契約したレコード会社からのシングルは、まったくヒットしなかっただそうな。ロネッツはニューヨーク出身のグループなんですが、この曲のレコーディングはカリフォルニアで行われています。プロデュースしたフィル・スペクターの本拠で録音したってことでいいのかな、たぶん。

イントロの印象的なドラミングを始めとして、バックのサウンドには深いエコーがかけられています。さらに音を重ねて厚い音作りをする、というのが「スペクター・サウンド」として知られたフィル・スペクターの音作りです。この曲では典型的なサウンドが聴かれ、よく言われるようにベースやギターの音が個別に分離してではなく、一種のかたまりになって聴こえてきます。

私はドラムの刻むリズムと、スネアの音に重ねてハンドクラッピング(手拍子)、カスタネット、タンバリンといった楽器がリズムを重層的にしているのが面白いと思います。特にタンバリンの音はかなり明瞭な分離で聴き取れるようにミキシングされていて、リズム作りの特徴になっています。

こういう感じが、当時としてはたいへん新しい音作りとして有名になったわけですが、「Be My Baby」は曲としての良さとともに「スペクター・サウンド」を代表するヒットになったわけですね。ボーカルのヴェロニカの歌い方がたいへん個性的で、このグループの特徴にもなっています。ヴェロニカはフィル・スペクターと結婚していた時期もあったんですよね。仕事仲間でもあり伴侶でもあったわけです^^。けっこうこういう組み合わせって多いですよね^^。
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