SSブログ

It Never Rains in Southern California [音楽]

前記事にもありますが、台風接近中ということもあり、ただでさえ雨の降りやすい季節の上に大雨の気配がプラスされる連休になります。たまたま前回の「この1曲」は雨がタイトルにある曲だったんで、そのままもう1曲雨にちなんだ曲です。「It Never Rains in Southern California」は、Albert Hammondの1972年のシングル。

「カリフォルニアの青い空」という邦題でよく知られた曲ですが、本国でよりもむしろ日本での知名度の大変高い曲かも知れません。全米チャートは5位ですが、日本では当時の洋楽チャート1位を獲得していてよく知られた曲となっています。邦題は意訳とも言いづらいタイトルですが^^;。原詞の内容の意味を逆手に取ったとも言えなくはない、かな^^;。

南カリフォルニアでは、雨は降らないんだけどね、降ると土砂降りなのさ、という歌詞は矛盾を孕んでおります^^;。なにしろ「never」って言ってるじゃん、と言いたくなりますね。英語国民はどう感じるんでしょうか。とにかくよくある「ダブルミーニング」も含んだ曲ではないかと思っています。

前半で自分の母親には「うまくやってるから心配ないよ」と伝えてくれ、という部分があり、そのあとから「南カリフォルニアでは雨は降らない」というように続きます。まあ邪推かも知れないけど、「雨」は人生の暮らしの中の「嫌なこと」であって、「めったに降らない」のだけれど降ると土砂降り(とっても辛い出来事に見舞われる)ということなのかな、と。これは私が勝手に思っていることなんですけどね^^;。

カリフォルニアは雨が少ないので、と言うかアメリカ全土を平均すれば日本よりもはるかに雨の降らない気候なんで、降ると「嫌なものだ」と思うのは日本人以上なのかも知れません。日本でも雨は嫌われることもあるけど、そこはかとない情緒も感じさせるように思う人も多いんじゃないかな。少なくとも多少なりとも親しみはあるというか。

ウディ・アレンの映画だったと思いますが、恋人と長距離の電話をしていて彼女はカリフォルニアの良く晴れた空の下で太陽を満喫しながら休暇を楽しんでいる、そのこっち側では主人公のウディが土砂降りのニューヨークで過ごしている。「こっちは最高にいい天気よ」という彼女に向かって、「ああ、こっちも最高さ。むちゃくちゃ土砂降りだし」とか言ってる主人公の言いぐさが笑えます^^。

とは言うものの、カリフォルニアがお天気が良すぎてつまらない、とも言ってるようにも聞こえて(ウディ・アレンはニューヨークが大好きだし)、土砂降りの雨も愛せるニューヨーカーってことなのかな、と思ったりもします^^;。ちょっと解りにくい話になっちゃいましたが。

そのくらい雨は少ない、というたとえ話のつもりで脱線してますけど、日本で雨に対して感じる感情と、アメリカの人々が感じる感情とには、多少の差もあるのかな、と思います。土砂降りってとってもひどいことだ、と感じているのかも知れませんね^^;。日本人が感じるよりもね。

追記:書いたあと、あちこちを眺めていたら、彼のファーストネームはどうやら「ウディ」という表記の方が多いみたいです。作品輸入元の公式はウディみたいなんで、直しときました。まぁ脇の話の中の表記なんですが^^;。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。