Lightnin' Strikes

「Lightnin' Strikes」は、元々はLou Christieの1966年のヒットですが、彼には一度ご登場いただいてます＾＾；。なので「この１曲」シリーズの原則（１アーティストは１曲）に基づいて、今回はKlaus Nomiの1981年のデビューアルバムからのバージョンで。ただKlaus Nomiのバージョンは「Lightning Strikes」と省略無しの表記になっていますけど＾＾；。

元の歌のスタイルからは大幅に雰囲気が変わっていて、ちょっと聴いただけでは同じ曲とは思えないくらいです。クラウス・ノミという人が持っている個性と独特の歌唱法、サウンドが大きく影響していますね。80年代初頭の、いわゆる「テクノポップ」の隆盛の中でのスタイルでもあります。にしても変わった個性の歌い手さんだなぁ。

と思っていたのですが、クラシックの歌唱法からスタートした人らしいですね。そして81年にデビューしたあと、83年には亡くなってしまいました。満39歳没。名を知られるようになった直後に世を去ってしまったことになります。人の世は分からないものです。

曲そのものは、ちょっと込み入った構成になっている気がします。いろんな要素が組み合わさっている感じもします。オリジナルで女声のコーラスが歌い上げる部分も、クラウスがひとりで歌っていて、かつ高音を楽に発声していて、やはり不思議な歌い手さんだな、と思えます。際だった個性だったのだな、と。

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