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Cry Like a Rainstorm [音楽]

さて、2週空けてしまったこの1曲シリーズですが、ワールドカップのあいだも多少は間遠になりながらも、続けて参ります^^;。前回のヒューイ・ルイス&ザ・ニュースからの連想で、ウエスト・コーストと言えばイーグルスかな、と最初は考えましたが、イーグルスは一度登場していますね^^;。

なのでイーグルスからのつながりでリンダ・ロンシュタットに登場してもらうことにします。イーグルスは西海岸で活動してはいましたけど、メンバーの大部分は西海岸の出身ではありません。同じようにリンダもアリゾナ出身で、西海岸の人ではありませんが、やはり印象としてはウエスト・コーストのシンガーですね。

「Cry Like a Rainstorm」はLinda Ronstadtの1989年10月のアルバム「Cry Like a Rainstorm, Howl Like the Wind」の2曲目に収められています。アルバムのタイトルの元になっている曲ですね。歌詞の一節がそのままアルバムタイトルとなっています。

リンダは60年代も終わる頃から音楽活動を始めていますが、70年代の半ばには全米1位のアルバムもあって、大物シンガーの風格が出てきています。ご本人は曲づくりをしないで、例えばカーラ・ボノフのようなソングライターの曲を取り上げたり、80年代に入るといわゆるスタンダード・ナンバーを歌ったりしています。

この長いタイトルのアルバムは、ポップスの風味を持ったアルバムに復帰してきた観のある作品になっています。アーロン・ネヴィルが歌い手として参加していることも話題になりました。一部の曲はデュエット曲という構成になっています。また、曲想がR&Bの雰囲気を持っていたり、カントリーロック風味だったりとバラエティに富んだものになっています。

「Cry Like a Rainstorm」はゴスペル調とでもいうか、コーラスとオーケストラを従えた重厚なサウンドをバックに、声量と歌唱力をたっぷり聴かせるという、むしろスタンダード・ナンバー風味に仕上がっていますが、中間のギターのソロはたっぷりロック風味。いろいろ美味しいところ満載でございます。

シンガーソングライター全盛の時代を通じて、自分で曲を書かない「シンガー」としての個性を押し通しているあたり、なかなかに個性的でもありますし、天性の歌のうまさもあって、特に70年代から80年代を代表する歌い手のひとりだったと思います。いかにもアメリカンな容姿も含めて、いかにもアメリカンなシンガーなのでございます^^。
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