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春の祭典の4手ピアノ版を聴く [音楽]

たまたまなのですが、NHK-FMでふたりのピアニスト、ジュリアン・カンタンとジャン・フレデリック・ヌーブルジェによる演奏会の録音が放送されているのを聴きました。プログラムの2曲目に、ストラヴィンスキーの「春の祭典」の4手ピアノ版が演奏され、聴いていて大変面白いと思いました。

オーケストラ曲のピアノ版というのは、例えばベートーヴェンの交響曲をリストがピアノに編曲したものなどもあるけれど、それは原曲をピアノで演奏するためのもの、として作り出されています。一方「春の祭典」の場合は、どうやら作曲家本人がオーケストラへ編曲する際のいわば「土台」として書かれたものを、楽譜として出版したものらしいのです。

すなわち「改訂魔」としても有名な作曲家が、作曲したのちにあまり手を加えていない状態の楽譜である、らしいのですねこれが^^;。まぁその辺はあとから調べて分かったのですが、聴いていてもなんとなくリズムの感じが違うのかな、という場所があったような気がします。ピアノであるための制約なのかな、とも思って聴いていたのですが、もしかしたらそれは「原典」として、のちに加えられた変化がまだ加わっていない部分だったのかも知れません。

演奏者のおふたりのことは、ほとんど知りませんでしたが、演奏は見事だったと思います。技術の面では、恐らくほとんど完璧(譜面を見ているわけではありませんから、たぶんですが)、第一部、第二部ともに終盤の盛り上がりの狂暴さ、理性が吹き飛んでいくような感じなんか、なかなか凄味があって堪能いたしました^^。うっかりして録音してなかったのが惜しまれます^^;。何回かでも繰り返して聴いてみたい演奏だったと思えたので^^。
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