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The Circle Game [音楽]

今回の「この1曲」は、タイトルの中のGameという単語から、Buffy Sainte-marieの「The Circle Game」です。この曲は、ご存じの方も多いと思うけどJoni Mitchellの作品。バフィーさんのはカバーなわけですが、映画「いちご白書」の挿入歌としてヒットしました。

「いちご白書」という映画作品は、結局見損ねているんですが、のちに松任谷由実さんが「『いちご白書』をもう一度」という曲を書いています(書いた当時はまだ荒井由実)。まぁ映画に仮託した失恋ソングと言っていいんでしょうけど、映画の内容とはあまりシンクロしていないみたいです^^;。

バフィー・セントメリーのバージョンは、ソフト・ロックと言った感じかな。とにかくかなりポップなアレンジがなされていて、ヒット・ソングとしてはいい仕上がりになっています。ただ、バフィー自身の音楽の好みとは、少しずれていたような気もします。

シングルのB面に収められていた「かもめの歌(Song to a Seagull)」を聴くと、ドロップDでチューニングされたアコースティック・ギターをバックに澄んだ歌声が印象的です。ちなみにこの曲もジョニ・ミッチェルの作品。たぶん少なくとも初期のバフィーさんは、やはりこれも初期のジョニ・ミッチェルと似たような音楽志向を持ってたんじゃないでしょうか。

ちょっと蛇足な捕捉をしておくと、この「サークル・ゲーム」の日本盤シングルには、どうやらふた通りがあるようで、ひとつはバフィーさんのシングルとして、もうひとつは映画のサントラのシングルとして出たものです。サントラのほうは、カップリングが「ソルジャー・ブルー(Soldier Blue)」。これはバフィー・セントメリーの作品です。

「The Circle Game」の歌詞は、子供からおとなへの成長を歌ったもので、人々は回転木馬に乗っているかのようにして、季節を巡っていく、と歌われます。前々回の「Turn! Turn! Turn!」とも少し通じる歌詞ではありますね。初期のジョニ・ミッチェルの作品には、こういったある種の「無常観」みたいなものも感じられます。

えー、さらに蛇足を重ねておきますが、劇場アニメ「あの花」の主題歌として、Galileo Galileiの「サークルゲーム」という歌があります。こちらは「中黒」無し^^;。同名異曲ではあるのですが、歌詞の内容は、もしかするとジョニの作品からの反映があるのかも知れません。40年以上の時を経ての共感ということなのでしょうか。
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