家弓家正さんのこと [ひと]
9月30日に亡くなっておられたのだそうです。時おりこういう例がありますね。すべてを執り行って送ってしまってから、世間に知らせる。そのあと日を改めて会をつのって偲ぶ。それはそれで奥ゆかしいことだと思います。ご本人の意思かご家族のお考えかは分かりませんが。
「風の谷のナウシカ」のクロトワ役、と紹介されるというのはむしろアニメ作品にとっての名誉であったかも知れません。少なくとも世間に知らせるのに、その役名が代表作として取り上げられるわけですから。この作品の公開時からクロトワという憎めない敵役はずいぶんと「称賛」を浴びていて、その役どころと演技が評価されていました。
思えば納谷悟朗さんと家弓家正さんが敵味方に分かれている(たいていは家弓さんが敵役)、という共演は何回かあったような気もします。おふたりともにアニメよりは洋画・海外ドラマの吹替えが多かった方だと思うし、共演もされていたと思います。その構図を「ナウシカ」に持ち込んで、作品の重量感を作り出したのは、音響監督の斯波重治さんの功績でしょうね。
家弓さんというと、私はお名前を初めて見たとき、姓名のそれぞれの中に「家」の字がひとつずつ入っていて、珍しい「構成・デザイン」だなぁ、と思ったものでした。どうやらご本名のようなので、なおさらにあまり見ない気がします。それにしても今年は永井一郎さん、塚田正昭さんなどのこともあり、長く活躍された方の訃報に接する機会が多いように思います。ご冥福をお祈りいたします。
「風の谷のナウシカ」のクロトワ役、と紹介されるというのはむしろアニメ作品にとっての名誉であったかも知れません。少なくとも世間に知らせるのに、その役名が代表作として取り上げられるわけですから。この作品の公開時からクロトワという憎めない敵役はずいぶんと「称賛」を浴びていて、その役どころと演技が評価されていました。
思えば納谷悟朗さんと家弓家正さんが敵味方に分かれている(たいていは家弓さんが敵役)、という共演は何回かあったような気もします。おふたりともにアニメよりは洋画・海外ドラマの吹替えが多かった方だと思うし、共演もされていたと思います。その構図を「ナウシカ」に持ち込んで、作品の重量感を作り出したのは、音響監督の斯波重治さんの功績でしょうね。
家弓さんというと、私はお名前を初めて見たとき、姓名のそれぞれの中に「家」の字がひとつずつ入っていて、珍しい「構成・デザイン」だなぁ、と思ったものでした。どうやらご本名のようなので、なおさらにあまり見ない気がします。それにしても今年は永井一郎さん、塚田正昭さんなどのこともあり、長く活躍された方の訃報に接する機会が多いように思います。ご冥福をお祈りいたします。
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