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納谷六朗さんのこと [ひと]

洋画・アニメの声優であり俳優でもあった納谷六朗さんが亡くなったというニュースが入ってきました。くしくも映画界の超大物であった高倉健さんの訃報と重なったため、アニメに関心の深い人たち以外ではあまり話題に上っていませんが、私としては納谷さんのことを書いておきたいな、と思います。

兄上の納谷悟朗さんは、どちらかと言えば主人公の、あるいは脇としても大物の役が多く、そして善人が多かったと思います。それと比べるのも変ですが、弟の六朗さんの役どころは、どっちかと言えば脇役かつちょっと小悪党とか弱気な感じの役どころとかが多かったように思います。一見怖そうな人なのに気が小さい、とか。

「クレヨンしんちゃん」の園長さんなんかは典型的だったのかも知れません。何回か見ましたけど、ほとんど当て書きにしか見えないと言うか聞こえないというか。演じ方はあのキャラに完全に合致してました。私が印象的だったのは、アニメ「キョロちゃん」でのマツゲール博士役(とナレーション)でした。ちょっと不思議な人物なんですが、とぼけているのか本気なのかよく分からないような語り口が面白かった記憶があります。

それとこの作品では途中で亡くなった塩沢兼人さんの代役として、ニラミ警視役を演じています。出番は何回かしかないキャラなのですが、私はずっとこの作品を見てたので、塩沢さんのあとはどなたが演じるのかなと思ってました。不慮の事故とは言えご自分よりはるかに若く亡くなった塩沢さんの代役を、どういうお気持ちで演じてらしたのでしょうか。

そして「しんちゃん」の園長さんの名前は「高倉文太」だった、という巡り合わせの不思議は、なんだか目眩がしてくるような気分になります。不思議な偶然もあるものだと思うのです。満82歳没。ご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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