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Peggy Sue [音楽]

1950年代のいわゆるロックンロールについて何曲か続けて書いていますが、「Peggy Sue」はBuddy Hollyが1957年9月にリリースしたシングルです。全米3位。彼のヒットの中ではよく知られている曲のひとつ。この人はデビューの前後にレコード会社との契約がいろいろあって、バディ・ホリー名義のものと、契約逃れのためのThe Crickets名義のものとが平行してリリースされる、というなかなかややこしい事情があります^^;。

まぁそもそもはバンドとして活動していたのですが、レコード会社は彼個人と契約しようとしたのですね。バディは不快だったようですが、バンドのメンバーに説得されたこともあってソロとして契約します。しかしこの時はヒットが出なかったのです。結果的に契約は宙に浮いたような形になったようで、翌年に別の会社と契約することになります。

この時にはヒットを出していくわけですが、前の契約とのこともあり、クリケッツというバンド名義でレコードを出していくことになります。このバンド名はビートルズのバンド名の成立に影響を与えたとのこと。ジョン・レノンは眼鏡をかけた自分を嫌っていたのだそうですが、バディが眼鏡をかけて活躍していることで眼鏡を気にしなくなったのだ、という話もありますね。

しかし彼の活動は突然終りを告げてしまいます。コンサートのあとの移動のために乗った小型飛行機が、悪天候のために事故を起こしてしまい、乗っていたパイロットと、同乗していたふたりのミュージシャンと共にバディも亡くなってしまいました。

小型飛行機と書きましたけど、パイロットも含めて4人乗りというホントに小さな航空機なんですよね。真冬の時季に小さな飛行機で飛ぶなんて、天候が良ければともかく吹雪の中で方位を見失ったそうですから、大変危険なことだったように思います。そうまでして移動しなくてはならなかったのか、とも思います。

バディ・ホリーは満22歳で生涯を終えたのですが、その影響は70年代以降の音楽にまで及ぶことになりました。また独特の「しゃっくり唱法」もずいぶんと真似されていたわけで、むしろ亡くなってしまったのちに、その存在は大きさを増していったのでしょうね。米英に数多くいる「事故死したミュージシャン」のうちでも大きな存在のひとりであると思います。
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