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ウィーンフィルのスネアとN響の第九^^ [音楽]

お正月も5日目にして、ようやっと少しまとめてのお休みが取れて、くつろげた泉ちんでございます^^。時間が取れたので録りだめてあったニューイヤーコンサートと第九を視聴しました^^。放送順とは逆にニューイヤーコンサートから。ウィーンフィルも少し奏者が入れ替わってきてるのかな、という感じは受けました。

このオケのパーカッション・セクションで使っているスネア(いわゆる「小太鼓」)は、確か去年までのニューイヤーコンサートで見た限りでは、それまでの何年間かと同じものを使っていたと思います。それが今年は違う楽器を使っていました。

昨年まではauralというオーストリアのメーカーのウッドフープのもの、つまりドラムのヘッド(皮ですな)の枠になってる部分が木製のものでした。張りがあるけど響きが柔らかい、ちょっと独特の鳴り方であったように思います。それが今年は恐らく違うメーカーの楽器で、フープ(リムとも言いますが)が真鍮のような金属製のものを使っていました。どこのメーカーかは不明^^;。

マークやロゴがヘッドに書かれていることも多いので、それでかなり判別できるんですけどね。何年間かは使っていた楽器を別なものに変えるのは、奏者が変わったりしたときにもあり得ます。違う人が叩いていたかは、ちょっと判然とはしませんけど。あとプロが使うものは契約があったりもするので、その辺の事情があるのかも知れません。

そのあとに見たN響の第九は、これがまたなかなか新鮮と言うか「伝統にとらわれない」と言うべきなのか、ある意味ではN響が冒険していた演奏のように思います。指揮者を決めた時点で、ある程度はそうなることが予測できていたのだろうとも思いますけれど。

フランソワ・グザヴィエ・ロトという指揮者についてはよく知りませんでしたが、ガーディナーのアシスタントをやっていたらしいので、いわゆる古楽器(同時代楽器)での演奏に手慣れた方のようです。なるほどそうなのか、と思わせるような演奏だったな、という感想を持ちました。

速めですっきりとしたテンポや粘らない音作り、そして響きを明瞭にしようという意図が明確な演奏だったと思います。力みや慣習化したリタルダンドなどを避けて、いわゆる「伝統」によって生じた悪く言えば「手あか」のようなものを、できる限り排除していく。こういうアプローチであったと思います。

だからと言ってせかせかとした、落ち着きのない演奏という感じを回避しているのは、すっきりとではあるにせよ歌心は充分に持っているからであって、面白さを追求したという「けれん」が無いからでしょう。好みは分かれるであろうけれど、私としてはかなり楽しめた演奏でした。

追記:ウィーンフィルのスネアについては3年後の記事で再考していますので、よろしければそちらの記事もご参考に。リンクを入れておきます。
こちらです。
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