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「憑物語」を見ました^^ [アニメ]

何しろ放映から2週間も過ぎてしまってますから、嬉しそうに「見ました^^」なんてのもちょっと気が引けますが、正月明けの諸々を乗り越えてとにかくやっと見ることができました^^;。100分近い尺があるわけですから、劇場作品と同じほどの長さってことになりますしね。それでも一息に見ることはかなわず、結局二度に分けることと相成りましたが^^;。例によって原作は未読、アニメを見ただけでの記述でございます。

前にも書きましたが、影縫余弦役の白石涼子さんと斧乃木余接役の早見紗織さんは、どちらも私の大好きな声優さんで、このおふたかたがコンビで出てくるということだけも、私には猫にマタタビ^^。加えて忍野忍の出番も多く、坂本真綾さんの声も堪能できるとあっては、もはや「祭り」のレベルに近いんですけどね^^。

元々会話劇としての性格を持っている作品なわけですから、声優さんには高い技量が要求されているわけで、ある程度以上に演じる力のある方が出ていらっしゃるわけです。そういう意味で聞きごたえのある作品ですよね。アニメで「聞きごたえ」って言うのもちょっと変ですけど。

まずは忍野忍登場^^。
tsuki_monogatari_01.jpg

まぁ暦の嘘でおびき出された格好ですから、登場直後には腹を立てているんですけど。でも仮に寝てたとしても、飛んで出てくるんだろうな、ドーナツと聞けば^^;。

それにしても、今回の斧乃木余接の描き方は、ずいぶん気合いが入っていると言うかなんと言うか。
tsuki_monogatari_02.jpg

「無表情」と言う設定ではありますし、確かにほぼ表情には変化がありませんが、その分もあるのか会話の中で見せてくれる様々なポーズと言うか、身のこなしと言うか。会話の時間軸に対して絵柄の動きは変化が少ないし、作画で遊んでいるのかも知れませんけどね^^;。次なんかは典型。
tsuki_monogatari_03.jpg
月に代わって、
tsuki_monogatari_04.jpg
お仕置きですな^^。

まぁこのシリーズ全体の、特に「偽物語」以降には顕著ですけど、いろいろとパロディというか、過去の様々な作品からの引用は目に付きます。先程の忍の登場も、もちろん同様ですが。終盤近くに暦がびっくりするシーンでは、ルパンのジングルのポーズが引用されてたし。

欧米のファンタジーのテーマのひとつに、カオスとロウ(混沌と法(または秩序))との対立というものがありますが、この作品もそのテーマに収斂していくんでしょうか。暦が(そして忍野忍が)カオスを象徴するのに対して忍野扇がロウを代表するということなんでしょうか。このあたりがどういう展開を見せるのかは、ちょっと楽しみです。

ひとつ気になっているのは手折正弦が賽銭箱の上に登場したところから、消滅に至るまでのあいだずっと、なにやら青白い光に包まれていたことです。すなわちなにか霊的な能力としての光なのか、それとも生身の人間としての実体の無い、ある種の「幻燈」としてそこに現れていたのか(すなわちホントに死んでしまっているのか)。

以前にも貝木の状態のことについてなど、似たことは見かけていますし、この原作者さんの叙述のレトリックみたいなものなんでしょうか。ちょっと気にしておきたいなと思います^^;。それにしても子安さん上手かったなぁ^^。こういう感じの子安さんの声はあんまり聴いたことがありませんでした^^;。

というわけで原作は終わったと思いきやまだ続いていくようですし、いずれアニメ化もされていくことと思います。「花物語」の時もそうでしたし今回の「憑物語」にしても、でき上がったところで一挙放送という形が取れるのなら、むしろ作る側にとっては仕事がしやすいでしょうね^^;。時間はかかるのかも知れないけれど、楽しみに待っていたいなと思います^^。
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