Lolita Go Home

このところの「この１曲」シリーズは、タイトルに動詞の入っていて命令形の曲、という繋がりで続けています。今回はJane Birkinの「Lolita Go Home」。ジェーン・バーキンという人は、女優と歌手のどちらにウェイトがあるのか、よく分かりません。たぶん女優としての方に重きを置いていらっしゃるように見えますけど。

活躍の場がずっとフランスであると思うのですが、生まれはロンドンで本来はイギリス人であるという経歴の持ち主です。でもある時期からはほとんどフランスの人のように振る舞っているみたいな感じですけどね。まぁお仕事も生活もほぼフランスで過ごしているみたいです。この辺にこだわってもしょうがないのかも知れません。

「Lolita Go Home」という曲は、なんだか不思議な繰り返しを持った単純な曲なんですが、独特の歌い方と舌足らずに聞こえるフランス語の歌詞とで、面白い仕上がりになっています。「ウィスパーボイス」という言葉があるけど（囁くような歌い方っていう意味ですが）、ジェーンさんの場合は、それとも少し違っている気がします。

フランスにはこういった歌い口の伝統があるみたいですが、そのあたりには今回は深入りしません＾＾；。まぁ個性的な歌い方ですが、影響はかなり広くにまで伝播していますね。ボサノバや日本のポップスにも、あちらこちらに影響はあると思いますし。一度耳にするとちょっと忘れられない個性だなと思います＾＾。

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