SSブログ

Let's Live for Today [音楽]

このところ動詞の入った(命令形の)タイトル、という繋がりで続けている「この1曲」シリーズですが、今回は今回は命令形ではなくなっちゃいました^^;。Grass Rootsの「Let's Live for Today」なんですが、いわゆる「Let's構文」ですね。この形って正式にはなんて言うんだろうって調べたら「使役構文」のひとつ、ということらしいです。中学以来の疑問がひとつ氷解^^;。

だってねぇ、その時の教師は「Let's構文」って言ってたんですよね。まぁ調べたら確かに使役です。Let usの省略ですからね。「我々に・・・・させる」が直訳で、慣用句なんで「・・・・しよう」と訳すのが普通なわけです。閑話休題。「Let's Live for Today」は1967年の5月にリリースされて、全米8位まで上がっています。スマッシュヒットですね^^。

この曲にはいろいろと話題があって、オリジナルはThe Rokesというイタリアで活動していた「イギリスのバンド」が1966年にリリースした(らしい)「Piangi Con' Me」という曲。歌詞はしっかりイタリア語^^;。Grass Rootsはこれをカバーしたわけで、これがそこそこのヒットになったわけです。このヒットがあってThe Rokesも英語バージョンを作ってリリースしたんだそうですよ。そりゃやるよね^^;。

さらに日本のザ・テンプターズが「今日を生きよう」というタイトルでカバーしています。直訳ですな^^;。最近になって同名の異曲が出ているようなんで、そっちの方が検索で出やすいかも知れませんが。いわゆるGS時代のカバーは、必ずしも本人たちの好みで選んだ曲とは限らなかったようです。系列会社の洋楽から雰囲気がマッチしたものを選んで歌わされる、といったケースも多かったみたいですね。

版権のこともあるんで系列の方が楽、ってのはあるかな。カーナビーツやジャガーズ(いずれもフィリップスのバンド)がデイヴ・ディー・グループ(これは日本だけでの略称ですが。Fontana Recordsに所属。日本ではフィリップスから発売)の歌をカバーしたりとかね。蘭Philipsももはや姿を消してしまいましたが。

ややこしいのは、「Let's Live for Today」のリフレインの部分(元歌にもありますが)はThe Driftersの「I Count the Tears」のリフからのほぼ「パクリ」^^;。リフ以外はまったく違う曲なんですがね。おいしいところだけ貰っちゃったという感じでしょうか。この手のことはよくあるんですよ、実は^^;。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。