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I've Been Wrong [音楽]

前回から人称代名詞の入ったタイトルで、と決めた「この1曲」シリーズですが、「you」で始めたので次は「I」にしてみました。まぁ順番でやるつもりはありませんけど。1966年のThe Buckinghamsのシングル、「I've Been Wrong」です。チャートには入ってないみたい^^;。アルバム「Kind Of A Drag」に収められていますが、リリースはアルバムがあとからのようですから、いわゆる「寄せ集め」アルバムなのかな。

アルバムのタイトルになっている曲は全米1位になってますから、この大ヒットを受けてそれまでのシングルを集めたものなんでしょうね。次のアルバムからはトップ10ヒットが2曲出まして、名声は確立したものの人気もこのあたりがピークだったようで、1970年には一旦活動を停止しています。

その後1980年には再スタートを切って、現在に至るまで活動はしているようです。このバンドの面白いところは、なんといってもそのバンド名。アメリカはシカゴの出身であるにもかかわらず、「バッキンガムス」ですからね^^;。レコード会社側の意向であったということなんですけどね。イギリスっぽい名前にしときたかったということで。

それともうひとつ、ロック史的にはのちのブラスロックと言われたバンドの原型であるところも面白いです。ChicagoやBS&Tのヒントと言うか元の形と言うか。プロデューサーが、のちにブラスロックの生みの親と言われるようになるJames William Guercioだし、レコード会社も同じCBSですからなるほどと思うけど、結局このサウンドはプロデューサーの趣味なんですね^^;。

バッキンガムスはバンドにプラスしてのバックのミュージシャンという形での、「ブラスロック(ポップ)」サウンドですけど、これがバンドとしてのメンバーにブラス奏者を含む形で、ふたつのバンドが相次いで生まれるわけです。そして大きな成功を収めて、プロデューサー共々大変な名声を得ることになります。

ですがこの「I've Been Wrong」という曲は、どちらかと言えばビートルズなどのイギリスのバンドのサウンドに近くて、もしかしたらバンドの嗜好そのものは、こういう音が原型なんじゃないか、と想像させてくれます。メジャーの契約と共に、音もプロデューサーに変えられることを余儀なくされた、と考えるのは斜めから見過ぎでしょうかね。なんかそんな気がしてならないのですけどね^^;。
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