街を歩く 旧岩崎邸と根津 その1 [写真]
昨年、もう一年半も前ですが、上野から谷中へ歩いた記事で、行きそびれた旧岩崎邸のことを書いてました。やっと行く機会ができたので、その「旧岩崎邸」のことについて。設計者のジョサイア・コンドルは、明治初期のいわゆる「お雇い外国人」として来日し、旧帝大で多くの日本人建築家の卵たちを育てたのちに、そのまま日本で建築設計事務所を開設して多くの建築を造りましたが、かなりのものは関東大震災と大戦で焼失しています。
旧岩崎邸は、そのコンドルが設計した木造の洋館なんですが、一部が公開されていて中に入ることもできます。上野の駅を降りて、不忍池の南を回った先の、ちょっと奥まったところに建っています。えーと、今回の記事の冒頭の1枚は、歩いていく途中の民家の壁^^;。
ドアは新しく付け替えているみたいですけどね。壁面は白木のままで、それが古びていい感じです^^。さて、岩崎邸に到着して正面と車寄せ。
正面と言っても右の翼なんですけどね。真ん中の窓は一種のステンドグラスで、窓の上の装飾とあいまって、いいたたずまいを見せます。
木造なんですよ、これ。つまり装飾も木で作ってあるわけで、手の込んだ彫刻ということになります。そして車寄せの右手側から。
左の翼は後退させてあって、引っ込んだ設計になっているのが分かります。内部に入ると、やや薄暗くて撮影はかなり感度を上げています。ちなみに撮影は「平日のみ」可能で、しかも階段の上では撮影禁止です。危険防止ということらしいのですが。なので階段のすぐ脇から階段室の中。
大きな柱が目を引きます。うしろに見える火災報知機が無粋きわまりないけど、これはやむを得ませんね^^;。そして和館にも入れますが、今回は画像は省略。撮影は少ししたんだけど。和館から南天の木越しに見た、洋館の裏手。というか日射しの関係で、こっちの方が明るくて表側のような表情です。
正面から撮影。こちら側から見ると、ほぼ左右対称に作られています。
一階と二階で、並んでいる柱の様式が違うところが面白いなと思います。ちなみに一階はドーリア式、二階はイオニア式ですね。もし三階があれば、三階はコリント式で作るというのが、建築様式の作法のひとつらしいです。そして洋館の裏手から見たときの右手にある撞球場。
撞球はビリヤードのことですね。別棟にしてあるのは「遊び場」という意味で建物を別にしてあるんでしょうか。木造の山小屋風(と解説されています)の建物で、かなり珍しい作りなのだそうです。壁面のうろこ状の造りが面白いなと思います。そして入ってきたときには気づかなかった、門柱のところの装飾。
よく見るとみっつの「菱形」が重ねられた意匠があって、なるほど岩崎家だと思わされます。旧岩崎邸を駆け足で眺めてきた感じですが、木造の洋館という建物は保存が大変なんだろうな、と思いました。折しも11月の半ばごろからは、屋根瓦のふき替え工事を始めるのだそうで、一部の外観が隠されるようです。その前に見ることができて良かったなと思った次第^^。さて、街歩きは続きがありますので、もう1回記事があります^^。
旧岩崎邸は、そのコンドルが設計した木造の洋館なんですが、一部が公開されていて中に入ることもできます。上野の駅を降りて、不忍池の南を回った先の、ちょっと奥まったところに建っています。えーと、今回の記事の冒頭の1枚は、歩いていく途中の民家の壁^^;。
ドアは新しく付け替えているみたいですけどね。壁面は白木のままで、それが古びていい感じです^^。さて、岩崎邸に到着して正面と車寄せ。
正面と言っても右の翼なんですけどね。真ん中の窓は一種のステンドグラスで、窓の上の装飾とあいまって、いいたたずまいを見せます。
木造なんですよ、これ。つまり装飾も木で作ってあるわけで、手の込んだ彫刻ということになります。そして車寄せの右手側から。
左の翼は後退させてあって、引っ込んだ設計になっているのが分かります。内部に入ると、やや薄暗くて撮影はかなり感度を上げています。ちなみに撮影は「平日のみ」可能で、しかも階段の上では撮影禁止です。危険防止ということらしいのですが。なので階段のすぐ脇から階段室の中。
大きな柱が目を引きます。うしろに見える火災報知機が無粋きわまりないけど、これはやむを得ませんね^^;。そして和館にも入れますが、今回は画像は省略。撮影は少ししたんだけど。和館から南天の木越しに見た、洋館の裏手。というか日射しの関係で、こっちの方が明るくて表側のような表情です。
正面から撮影。こちら側から見ると、ほぼ左右対称に作られています。
一階と二階で、並んでいる柱の様式が違うところが面白いなと思います。ちなみに一階はドーリア式、二階はイオニア式ですね。もし三階があれば、三階はコリント式で作るというのが、建築様式の作法のひとつらしいです。そして洋館の裏手から見たときの右手にある撞球場。
撞球はビリヤードのことですね。別棟にしてあるのは「遊び場」という意味で建物を別にしてあるんでしょうか。木造の山小屋風(と解説されています)の建物で、かなり珍しい作りなのだそうです。壁面のうろこ状の造りが面白いなと思います。そして入ってきたときには気づかなかった、門柱のところの装飾。
よく見るとみっつの「菱形」が重ねられた意匠があって、なるほど岩崎家だと思わされます。旧岩崎邸を駆け足で眺めてきた感じですが、木造の洋館という建物は保存が大変なんだろうな、と思いました。折しも11月の半ばごろからは、屋根瓦のふき替え工事を始めるのだそうで、一部の外観が隠されるようです。その前に見ることができて良かったなと思った次第^^。さて、街歩きは続きがありますので、もう1回記事があります^^。
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