カツァリスと広瀬悦子で「火の鳥」を聴く [音楽]
17日月曜の夜に、シプリアン・カツァリスと広瀬悦子のふたりのピアニストによる、2台ピアノでのリサイタルがNHK-FMで放送されていました。「くるみ割り人形」の組曲版や、ベートーヴェンの交響曲のピアノ編曲版(リスト編曲のもの)も演奏されていましたが、私が特に面白いと思ったのは、ストラヴィンスキーの「組曲 火の鳥」を2台ピアノで演奏したものです。
「火の鳥」は、もちろんストラヴィンスキーのいわゆる「三大バレエ」の最初の作品です。全曲を演奏すれば1時間弱ぐらいはかかるのですが、作曲者自身が編曲した「組曲版」がいくつかあります。そのうちの「1919年版」といういちばん演奏機会の多い版を、アキレス・ワストルという人が2台ピアノのために編曲したものを、ふたりのピアニストが演奏していました。
ストラヴィンスキーの「三大バレエ」は、あとの作品になっていくほど激しさと、ある種の「野蛮さ」を持った作品になっています。言い換えれば、最初の作品である「火の鳥」は、ある程度のロマン派的な旋律美と、特に前半部分での繊細な(室内楽的な)音楽が聴けるところが特徴です。
「ペトルーシュカ」は大変有名なピアノ独奏版がありますし、「春の祭典」も近年では独奏や2台ピアノでも演奏されていて、聴く機会もありました。ですが、組曲「火の鳥」にも2台ピアノ版があるのは知りませんでしたし、特に組曲前半の繊細なオーケストラの響きが、ピアノでどう表現されるのかはとても興味がありました。
結論から言えば、とても楽しめた演奏でした。木管が活躍する部分での、ピアノの音色のコントロールや、リズム感の面白さといったものがとてもうまく編曲されていたし、演奏のきめ細かさとダイナミズムが過不足なく、楽しめる音楽に仕上がっていました。想像していたよりもはるかに色彩感があって、聴いていて楽しめました。たまたま出会った放送でしたが、面白く聴けて嬉しかったです^^。
「火の鳥」は、もちろんストラヴィンスキーのいわゆる「三大バレエ」の最初の作品です。全曲を演奏すれば1時間弱ぐらいはかかるのですが、作曲者自身が編曲した「組曲版」がいくつかあります。そのうちの「1919年版」といういちばん演奏機会の多い版を、アキレス・ワストルという人が2台ピアノのために編曲したものを、ふたりのピアニストが演奏していました。
ストラヴィンスキーの「三大バレエ」は、あとの作品になっていくほど激しさと、ある種の「野蛮さ」を持った作品になっています。言い換えれば、最初の作品である「火の鳥」は、ある程度のロマン派的な旋律美と、特に前半部分での繊細な(室内楽的な)音楽が聴けるところが特徴です。
「ペトルーシュカ」は大変有名なピアノ独奏版がありますし、「春の祭典」も近年では独奏や2台ピアノでも演奏されていて、聴く機会もありました。ですが、組曲「火の鳥」にも2台ピアノ版があるのは知りませんでしたし、特に組曲前半の繊細なオーケストラの響きが、ピアノでどう表現されるのかはとても興味がありました。
結論から言えば、とても楽しめた演奏でした。木管が活躍する部分での、ピアノの音色のコントロールや、リズム感の面白さといったものがとてもうまく編曲されていたし、演奏のきめ細かさとダイナミズムが過不足なく、楽しめる音楽に仕上がっていました。想像していたよりもはるかに色彩感があって、聴いていて楽しめました。たまたま出会った放送でしたが、面白く聴けて嬉しかったです^^。
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