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Somethin' Else [音楽]

「Somethin' Else」はCannonball Adderleyのリーダーアルバムとしてブルーノートから発売された、同名タイトルのアルバムの3曲目として収められている曲のタイトルです。うー、ちょっと回りくどい書き方になっちゃいましたね^^;。というのもちょっといろいろと事情のあるアルバムなんですよね。大人の事情。

マイルスは1952年ごろから麻薬の影響などもあって不調が続き、まともに仕事も無かったようなんですが、ブルーノート・レーベルのアルフレッド・ライオンが、彼にレコーディングさせて仕事を回したのだそうです。ライオンさんは、ブルーノートの創始者ですね。ジャズ方面では高名なお方でございます。

ところがその後にマイルスはライブで名を上げて、コロムビアと専属契約を結ぶことになります。これが1955年のこと。で、さらに何年かを経て1958年に、ライオンさんはフリーランスで契約が無かったキャノンボールにレコーディングを持ちかけるのですが、経緯は不明ながらマイルスも加わることになったのでした。

あるいは別の話としては、マイルスと久しぶりに録音したいけど、という話をライオンさんからしたのだとも言います。マイルス曰く「オレは契約があるから、フリーランスのキャノンボールがリーダーで作るアルバムにする」という手を使える、と。そこでライオンさんはコロンビアにマイルスを貸してくれ、と連絡を入れます。

一方でマイルスは、キャノンボールのアルバムなんだし、彼のやりやすいスタイルでやればいいと、セッションのメンバー集めをしたようです。その結果58年当時としてはマイルスとの共演があまりないメンツが顔を揃えて、このアルバムができ上がったのでした。もちろんリリースはブルーノートレーベルから。

マイルスの主導で制作された、という話もありますが、現場ではキャノンボールが曲についての説明などもしていたようで、マイルスが客演プラスコーディネイト、キャノンボールがリーダー、みたいな形だったようです。まぁいろいろあったわけですが、ある種の「契約のがれ」の結果でき上がったアルバムだったのでした。その辺が「大人の事情」ってことで。

このアルバムにはドラマーとしてアート・ブレイキーが加わっています。この頃にはそれぞれ大物になっていたアートとマイルスの顔合わせが実現しているという、ある意味で貴重なアルバムとなりました。そう言えばこのアート・ブレイキーという人は、ジャズドラマーとしての人気は、オールタイムベストでの上位に来ると思うけど、ミュージシャンとしてのキャリアはピアニストとしてスタートしたらしいです。ホントかね^^;。

「Somethin' Else」という言葉は、直訳としては「何かいいもの」という意味なんだけど、スラングとしては「すげーいいよ」ぐらいの、相手を褒めるときの言葉なんだそうです。作曲はマイルスなので、彼のお得意の何となく口をついて出てくる短い言葉をタイトルに付けたんでしょうね^^;。たぶんね。
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E-PL6で撮ってみる^^ [写真]

さて、少し撮りだめてあるE-PL6で撮影した画像を公開してみます^^;。実は入手してからもう3週間ほど経過していまして^^;、撮影も何日にもまたがっていますが、時系列にそって撮影順に並べてみました。一眼ということもありますし、データも簡略に表示しておきます。今回の画像の撮影レンズはすべて14-42mm F3.5-5.6 II Rで、感度はISO200です。露出はカメラ任せのままで明度の調整はしないでお見せします。断りがない限りはトリミングや傾きの調整もしています。

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28.0mm 1/400 F13.0
新しいカメラだと鉄塔を撮ってしまう、というクセがあるというわけはありませんが^^;。ただ、なぜか最初に目についたということもあって、送電線の鉄塔と何かの監視塔か電波塔のようでございます。ノートリミング。
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上の画像の原寸大の右下部分。やはり少し甘くなりますが、よく描写しています。
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22.0mm 1/200 F6.3 -0.7EV
とあるお店の店頭で日陰側なのですが、通りの向かい側からビルの窓ガラスの反射光が当たって、ちょっと面白い絵になっています。
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21.0mm 1/125 F5.6
こちらは少し古い建物を見つけたので。戦前までは行かないかな、昭和30年前後かなという気がしますが未確認です^^;。
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上の建物の部分の原寸大。このタイルのトーンが面白くて好きです^^。
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37.0mm 1/250 F10.0
とある集合住宅ですが、90度にレイアウトされたふたつの棟を結ぶ形で、真ん中に階段を作ってあります。この階段の装飾が面白くて撮りました。あんまりそばに寄るのも憚られるので未確認ですが、たぶん照明のために三角形の小屋根が取り付けてあるようです。
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35.0mm 1/80 F5.6
あるお店の店先ですが、こういう感じに木材の仕上げを省いたような作りは、時折見かけますね。意図的に作ったものであるのは分かっているのですが、つい惹かれてしまいます^^;。
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18.0mm 1/125 F5.6
都内の某お寺。って名前が見えてます。面白い名前だったのでつい1枚撮っちゃいました^^;。逆光気味で左上にハレーションが出ていますな^^;。フードが必要です。薄曇りの日で、空はかなり明るいこともあって、露出もアンダーめになっていますが、+1ぐらいの補正をかけてやるべきだったのでしょうね。ノートリミング。
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42.0mm 1/125 F6.3
埼玉県南部、戸田市にあるお蕎麦屋さんの店先の装飾です。戸田はご存じの方もいると思うけど、国内有数の漕艇場があります。ボート競技のための水面施設ですね。その一角を利用して、ギャンブルとしての競艇も行われていますが、このお店の装飾は、ボート競技のチームなどとの関係があるのかな。オールのブレードのミニチュアを組み合わせて作った飾りになっています。
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41.0mm 1/125 F6.3
同じお店で手前の照明入りの看板と言うか行灯と言うか^^;。でかいどんぶりがちょっとシュールでございました^^;。

というわけでテストも兼ねて、いろいろ撮ってみたのですが、やはり私の好みは出てきますね^^;。建物やその装飾には目が行ってしまいます。全体として、カメラ任せでかなりの仕上がりにはなります。光の具合によっては多少の補正をかけるか、またはあとで明度をいじることも必要になるかも知れませんが。

カメラの絵作りとしては、やや濃厚な色に仕上がるような調整になっている感じも受けました。特に晴天時の順光では、コントラストがやや強めで色が強くなります。好みによってはすこし嫌味に感じるかも知れませんね。対象によっては、色味を調整するケースも出てくるのかも。

何しろ寒い時期でもありまして、なかなか長い時間カメラを持って歩きたいという気にはなれません^^;。本格的にあちこち撮影に出るのは、もう少し経ってからということになりそうです。春遠からじ、ではありますけれど^^。

撮像素子とカメラの話^^ [カメラ]

デジタルカメラのイメージ・センサーの話を長々と書いてきたわけですが、あるいは察しのいいお方はお気づきではないかと思います^^;。なにやら言い訳めいた展開なのではなかろうか、と。なんの言い訳なのであろうか、と。まぁ白状しますが、その前にひとつ訂正を。

前回の撮像素子の面積比を示した画像に誤りがありました。元にした資料に間違いがあったのですが、気づかないまま数値を使ってしまったわけです^^;。正しくはこの画像のようになります。
image_sensor_chart_b.png

17.3mm x 13mmですな。そもそも「フォーサーズ」という名の由来となった「4/3」にならないとおかしいわけですから^^;。前記事にも訂正を入れておきました。

で、素子の研究などと言ってきていますが、当然いろいろ見比べてみて候補を選び、買ってみたいものだと思いながらの研究であるわけですね^^;。お気づきでした?ですよね^^;。まぁ以前ほどに撮影に出られる機会も多くないですし、コストもいろいろと、ね^^;。結論としてはオリンパスのミラーレス機に候補を絞りました。

パナソニックという選択肢もあることはあるけど、レンズ群も含めてやや高級指向な気がしたのと、元々オリンパスというメーカーに感じていた親近感もありましたから。そもそも私の父親はペンタックスの一眼を使っていましたから、ペンタックスには一番親しみがありました。以前には私もペンタックスのMXを使っていたし。

ただ、現状ではペンタックスのレンズ交換カメラは、いわゆる「二極化」になっているように思います。さすがに大きな素子で撮ってみたいという願望と、Q7あたりのモデルは合致しません。むしろペンタックスの一眼レフ機にはいずれ手を出すのかも知れませんが^^;。

ミラーレス機という言葉は、初めて聞いたときには少し不思議な気もしたのですが、気分としては銀塩時代の「レンズシャッター機」と同じ感じでいいのかな、と思います。割り切って中古でもいいやと思いながら探してましたし、機種もE-PL5かE-PL6、あるいは可動モニターなんぞも使わないし、E-PM2でもありかなと思ってました。とりあえず標準ズームさえあればいいかな、という気もしてました。

がしかし。某お店のセール商品でE-PL6のダブルズームセットがかなりのお買い得で出てまして、結局それにしてしまいました^^;。その後いろいろと価格を調べていますが、私の買った値段を見ていません。それほどにお買い得でございました^^;。色はシルバー。
pl6_01.jpg

決めれば早いのでございます。まだ保護フィルターも付けない状態での画像ですが、その後にフィルターも付けています。それから小さいバッグとストラップとレンズ用のポーチをひとつ。望遠用ですね。標準ズームはボディに付けっぱなしで、そのまま小さなバッグに入れておき、時としてポーチから望遠を出してレンズを換えて撮る、という想定なのです^^。両方ともリュックに入れて持ち運ぶというわけです。

使い方に慣れることも含めて、仕事先にも持ち出したりして(持ち出すのか^^;)、何枚か撮ったものがありますので、のちほどまた記事を改めてご紹介するつもりです。今回はここまでということで^^。

Something Stupid [音楽]

カメラ関連の記事でスキップしてしまいましたが、前回の「この1曲」のデビー・ブーンからの繋がりで、Frank & Nancy Sinatra親子の「Something Stupid」です。二代目のみならずお父上もご一緒の登場とは相成りました^^;。この娘さんは、七光りの典型みたいに言われてちょっと気の毒な気もします。

60年代から70年代にかけてはトップクラスの人気があり、いわゆる「アイドル」系のシンガーとして知名度も高いものでした。まぁ途中までは「清純派」、のちにはちょっとした「お色気お姉さん」風のキャラクターに転身するという、いかにもな変わり身を見せております^^;。

髪をショートにしたモノクロの写真がありますが、お父さんのフランクとそっくりですね。特に口元と鼻とかね。歌い方も似てるところがあって、ちょっと放り出すような感じというか、声をあまり張らずにちょっと投げやりな感じのところが時々あります。マイクロフォン発明後に登場した、大声を出さない感じの歌い口ですね。その辺がお父さん似。

曲としては、オリジナルはCarson and Gaileという夫婦デュオがリリースしたものですが、なんと言ってもフランクとナンシーのシナトラ親子の1967年のバージョンがいちばんのヒットでしょうか。全米1位を4週に亘って獲得しています。このバージョンが世上大変有名ですね。

いろいろな人がカバーしていますけど、Robbie WilliamsとNicole Kidmanのコンビで2001年にリリースされたバージョンがいろいろな国でヒットを記録しています。日本でも竹内まりやさんが亡くなった大瀧詠一さんと歌ったバージョンがあります(2003年のアルバム収録曲)。くしくも細野晴臣さんもアン・サリーさんと2013年に歌ったバージョンをアルバムに収めています。

フランク・シナトラと言えば思い出すのは、某オーディオ屋さんの店頭でのこと。ちょっと聴いてみたいスピーカーを見つけたので、店員さんに「試聴させてくれ」と頼んだら、どうやらやりかけの仕事があったみたいな雰囲気で、軽く面倒くささを現しつつ「どんなのがいいですか」と質問されました。

「どんな」が一瞬分からなかったんだけど、試聴のための好みの音楽ジャンルを聞かれていると思ったので、「ボーカルを」と言ったら、なぜかアナログ盤でシナトラさんをかけてくれました^^;。なぜアナログで、なぜフランク・シナトラ^^;。私が好む感じだと思ったんでしょうか。

ホントを言えば女性ボーカルが聴きたかったんですが、そんなことも言いづらい気がしたので、少し聴かせてもらったあと逃げてきました^^;。ジャズだっていいし、坂本真綾さんなんかもいいんですけどね^^;。それ以来はオーディオ屋さんで何か聴きたいと頼むときには、できるだけ暇な時を狙って具体的に言ってます。そんな思い出のシナトラさんなのでした^^。
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アジア杯2015 負けちゃいましたね [スポーツ]

早い時間帯であっさりと失点した感じで、ゲームプランは辛くなっちゃったと思って見ていたんですけどね。同点に追いついたところで行ける気配もたっぷり漂っていたのですが、延長で長友が足を痛める不運もあって、流れを失ったように思います。PK戦はいろいろしょうがないかな、と思います。

双方共にキーパーは1本も止めていないんで、結局のところはふたり外してしまったことが勝負を分けました。試合としては引き分けで、トーナメントの次の試合への出場権を失った、というのは定義の上では正しいのですが、やはり結果としての「負け」であることは噛みしめなくてはいけませんね。

120分を通して、失点した場面以外では危険な場面が少なかっただけに、やはり悔やまれることは確かです。試合の流れを見ても負ける相手では無かった感はありますが、こういうものなんでしょうね。選手の皆さんも可能な限りの休養と怪我のケアをして、また新たなスタートを待ちたいものだと思います。まずはお疲れさまでした。
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アジア杯2015 トーナメントが始まりますね [スポーツ]

あれからもう4年が経ったのか、という感慨もありますが、現在アジアカップ・サッカーがオーストラリアで開催されています。我らが日本代表はD組を首位で通過してトーナメントに進みました。3連勝無失点というのは、記録としては日本代表では初めてらしいので、大変順調に来ていることになります。

2戦続けての延長となった決勝の延長後半、長友のクロスを李忠成が叩き込んで1-0で優勝してから4年、すなわちそののちに震災があり、そして6月から7月にはなでしこジャパンの女子ワールドカップ優勝と続く、あの半年から4年というわけです。

トーナメントに残った国を見まわせば、前回トーナメントに残ったヨルダンとカタールの姿は無く、代わりに中国とUAEが残るという状況です。逆に言えばほかの国々はメンツが同じで、やはりこの辺がアジアの強豪国ということになります。

オーストラリアが2位通過になったことで、日本と共に勝ち進んでいけば前回決勝の組み合わせが、準決勝で戦われることになります。まぁオーストラリアは対イランには「トラウマ」もありますし、その方が有利だと思っていたのかも知れません^^;。いずれにせよ22日から始まるトーナメントが楽しみです^^。私は前回大会の時よりも忙しさが増していて、前回ほどにはTV観戦ができない感じなのは、ちょっと残念なのですが^^;。
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続・撮像素子の話 [カメラ]

「続」と銘打ってなおも続く、デジタルカメラの撮影能力についての繰り言なのでございます^^;。レンズがごく小さなものであれば、当然撮影のレベルというか記録できる絵についての限界はある。これは銀塩フィルムの時代から当然のことであったわけです。ほぼ同じフィルムを使っていながら、でき上がりに差がある。それは機材が違えば、乗り越えることはできないものでした。

「ほぼ同じ」フィルムとは書きましたが、まぁプロないしハイクラスのアマチュア以外はあまり使わないフィルムというのはありました。リバーサル・フィルム。スライド用のフィルムと言ってしまえば分かりやすいと思います。特に日本では、プリントした写真を見るというのが普通であったためもあり、リバーサルの使用度は低いものでした。

なぜプロがよく使うかと言えば、印刷の原画として使うのにポジ画像の方が都合がいいから、なのですが、フィルム時代の終り近くには新聞のような時間の制約のある分野では、ネガも多く使われるようになっていました。ネガ・フィルムの方が処理時間が短くて済むためです。雑誌や広告などの印刷用途としてはずっとポジ(リバーサル)でしたが。

そして一般に使われていた35mmフィルムよりも大きなものも数多く存在していました。ただ、プロ以外に一般に使われることはごく少なく、一部のマニアックなアマチュアだけが手を出していました。デジカメ時代に移行した現在でも、「35mmフルサイズ」と称される撮像素子が存在していますが、これはほぼプロ用途(と一部のアマチュア)のものと言っていいと思います。

写真が多くの人の趣味・道楽として楽しまれ、「カメラを使って写真を」撮っていた時代には、一眼レフに分類されるカメラにも、「入門・初心者向け」が存在していて、比較的安価なモデルが多く発売されていました。各メーカーともに、その入門機で自社のレンズを買ってもらえれば、その後はその機材を活かして高級機へ移行してくれるファンを獲得できる、という思惑もあったわけです。

しかしご存じのように、多くの人にとって画像はケータイで、そして今やスマホで撮影して、そのままモニタに出力して楽しむものに変わりました。カメラを買ってまで「写真を撮る」という行為は、一部の限られた人の楽しみになったのでした。もちろん今でも多くの写真撮影ファンはいますが、銀塩フィルム全盛に比べればカメラの売り上げは激減している(たぶん)でしょう。

さて長々と書いてしまいましたが、デジタルカメラ時代の主力は、やはりコンパクト機であることは確かです。大部分の人にとって、ケータイやスマホより多少は上のレベルで楽しめれば充分なのですから。そして、さらにその上の「何か」を求める人だけが、より高機能で撮影能力の高い機種を欲しがるわけです。ここでひとつの画像を^^。
image_sensor_chart.png

いろいろなところで同じようなものを見かけますが、私も作ってみました^^;。多くの種類があるデジタルカメラの撮像素子のうち、とりあえずこの場の話に必要な3種の大きさの比較をしてみた画像です。1/2.3というのは現在でのコンパクトデジカメで主流となっている素子。製品の数も大変多い、最も使われている素子です。そしてAPS-Cは多くのデジタル一眼で使われている素子のうち代表的なもののひとつ。ただし、多くの近似値のサイズが使われています。

そして英文字にしましたが、何も気取ってそうしたわけではありませんよ^^;。書体の統一のために、です。マイクロフォーサーズはパナソニックとオリンパスがミラーレス一眼で採用している素子の大きさです。さらにこれらよりも大きな素子としていわゆるフルサイズ(およそ36mm x 24mm)が存在しています。さらに言えば「中判」と称するさらに大きなものもありますが、今回はこれについては割愛^^;。

撮像素子の面積で言えば、フルサイズは864、APS-Cは372.88、フォーサーズは238.74224.9、そして1/2.3は26.66ということになります。単位は平方ミリメートルね^^;。いちばん小さな1/2.3を1として見た場合、その比率は32.408 :13.986 :8.9558.435 :1となります。ふぅ^^;。まぁざっと32.5倍、14倍、8.5倍と言っちゃっても大きくは違いませんね^^;。

撮像素子の面積だけ見た場合に、いわゆる一眼(つまりレンズの交換が可能なカメラ)はコンパクト機とは大きな能力差がある、ということになります。もちろんレンズ交換をしないカメラの中にも「大きなコンパクト」とも言うべき、撮像素子の大きな機種もあります。とりあえず長くなりましたので、この記事はここまで^^;。何しろ様々な大きさの撮像素子が使われているという話、ということで。たぶんまた続きがありそうだと思います^^。

追記:資料にしたフォーサーズのデータが間違っていたみたいで、正確なサイズは17.3mm x 13mm。ということで面積を訂正しました^^;。のちの記事でも記しておりますが、初出のこっちも訂正をいれておくことにいたします^^;。

「はっぴいえんどマスターピース」のこと^^ [音楽]

友人からメールが来て、暮れに買った「はっぴいえんどマスターピース」が、かなりいい感じだよ、とのこと。これは、はっぴいえんどの1枚目と2枚目のアルバムをそれぞれCDとアナログディスクに資料を付けて、ボックス仕様にしたものです。しかし、私としてはなぜ2枚だけなのかという疑問はありました。解散までにスタジオで制作したアルバムは3枚ありますからね。

いろいろな経緯があって、1枚目(通称「ゆでめん」)と2枚目(もちろん日本音楽史上名高い「風街ろまん」)はURCから、3枚目はベルウッドから出ていたので、そういう事情によるものだとは分かってますが。そしてサードについても、暮れにアナログ盤が発売されてはいるんですけどね。ただ、両レーベルの「温度差」みたいなものはありますね^^;。

サードはそれぞれのメンバーの曲を持ち寄った、あえて言っていいなら「寄せ集め」の内容。史上揺るぎのない名盤と言われている「風街」と比較しちゃいけないし^^;。もっとも「風街」だって1枚目の「ゆでめん」にしても、曲づくりの基本は大瀧さんと細野さんのそれぞれ個別のもの(「風街」とサードには鈴木さんの曲も、ですが)です。

ですがやっぱり「緊密度」というものが違っているんですよね。3枚聴けばおのずと分かる気はするけど。1枚目の持っている尖鋭感が、「風街」では適度にリラックスして完成度を増している。で、3枚目はさらにリラックスというか^^;。海外録音であったことも手伝ってか、いわゆる「音」という面では最高レベル。1枚目は4トラック、2枚目は8トラックで録音されましたが、3枚目に至って最新鋭の16トラックが使えたということだそうです。

だけど中身はなんとなく「オムニバス」アルバムな感じなんですよね^^;。結局何が言いたいのかというと、ありていに売り上げでは、恐らくサードが低いのではないか、と思われるのです^^;。なのでどうしても発売元の温度が低いという。私もサードのアナログだけだと手は出ませんね。

私としてはアナログ盤は完全にコレクターアイテムになっちゃいますから、手は出にくいかな。再生装置がね、ブランクがあるからカートリッジがたぶん劣化してるし^^;。でも新規マスタリングのCDと資料だけでも手元に置きたいかも知れません。ちょっと考えましょう^^;。

「憑物語」を見ました^^ [アニメ]

何しろ放映から2週間も過ぎてしまってますから、嬉しそうに「見ました^^」なんてのもちょっと気が引けますが、正月明けの諸々を乗り越えてとにかくやっと見ることができました^^;。100分近い尺があるわけですから、劇場作品と同じほどの長さってことになりますしね。それでも一息に見ることはかなわず、結局二度に分けることと相成りましたが^^;。例によって原作は未読、アニメを見ただけでの記述でございます。

前にも書きましたが、影縫余弦役の白石涼子さんと斧乃木余接役の早見紗織さんは、どちらも私の大好きな声優さんで、このおふたかたがコンビで出てくるということだけも、私には猫にマタタビ^^。加えて忍野忍の出番も多く、坂本真綾さんの声も堪能できるとあっては、もはや「祭り」のレベルに近いんですけどね^^。

元々会話劇としての性格を持っている作品なわけですから、声優さんには高い技量が要求されているわけで、ある程度以上に演じる力のある方が出ていらっしゃるわけです。そういう意味で聞きごたえのある作品ですよね。アニメで「聞きごたえ」って言うのもちょっと変ですけど。

まずは忍野忍登場^^。
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まぁ暦の嘘でおびき出された格好ですから、登場直後には腹を立てているんですけど。でも仮に寝てたとしても、飛んで出てくるんだろうな、ドーナツと聞けば^^;。

それにしても、今回の斧乃木余接の描き方は、ずいぶん気合いが入っていると言うかなんと言うか。
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「無表情」と言う設定ではありますし、確かにほぼ表情には変化がありませんが、その分もあるのか会話の中で見せてくれる様々なポーズと言うか、身のこなしと言うか。会話の時間軸に対して絵柄の動きは変化が少ないし、作画で遊んでいるのかも知れませんけどね^^;。次なんかは典型。
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月に代わって、
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お仕置きですな^^。

まぁこのシリーズ全体の、特に「偽物語」以降には顕著ですけど、いろいろとパロディというか、過去の様々な作品からの引用は目に付きます。先程の忍の登場も、もちろん同様ですが。終盤近くに暦がびっくりするシーンでは、ルパンのジングルのポーズが引用されてたし。

欧米のファンタジーのテーマのひとつに、カオスとロウ(混沌と法(または秩序))との対立というものがありますが、この作品もそのテーマに収斂していくんでしょうか。暦が(そして忍野忍が)カオスを象徴するのに対して忍野扇がロウを代表するということなんでしょうか。このあたりがどういう展開を見せるのかは、ちょっと楽しみです。

ひとつ気になっているのは手折正弦が賽銭箱の上に登場したところから、消滅に至るまでのあいだずっと、なにやら青白い光に包まれていたことです。すなわちなにか霊的な能力としての光なのか、それとも生身の人間としての実体の無い、ある種の「幻燈」としてそこに現れていたのか(すなわちホントに死んでしまっているのか)。

以前にも貝木の状態のことについてなど、似たことは見かけていますし、この原作者さんの叙述のレトリックみたいなものなんでしょうか。ちょっと気にしておきたいなと思います^^;。それにしても子安さん上手かったなぁ^^。こういう感じの子安さんの声はあんまり聴いたことがありませんでした^^;。

というわけで原作は終わったと思いきやまだ続いていくようですし、いずれアニメ化もされていくことと思います。「花物語」の時もそうでしたし今回の「憑物語」にしても、でき上がったところで一挙放送という形が取れるのなら、むしろ作る側にとっては仕事がしやすいでしょうね^^;。時間はかかるのかも知れないけれど、楽しみに待っていたいなと思います^^。

Cabaret [音楽]

アメリカのショウビジネスにおける「二代目」と言うと、私はこの人が真っ先に浮かびます。Liza Minnelliは1946年生まれと言いますから、戦後の生まれということで、例えばビートルズのメンバーなどよりも年下ということになります。子役としては2歳から映画に出ていたそうなんですが、有名になった出世作は1972年の「Cabaret」とでしょうね。

同名のタイトル曲もヒットして、ライザもスターの仲間入りをするわけですが、その後はアルコールと薬物とに依存する状態に陥ったりと、決して順調とは言えない人生を送ってきています。ライザの母親はジュディ・ガーランドであるわけですが、ジュディの生涯もまた飲酒と薬物に溺れる生涯でした。

そんなところも母親似でしたけど、ライザはとにかく立ち直ることができて、2010年にはTVドラマの中で達者なダンスと歌を披露しています。この時はすでに還暦を何年か過ぎているわけですけど、動きといい歌声といい、変わらない力があります。

ライザ・ミネリのベストの時期はと言えば、恐らくパリでのライブパフォーマンスが映像化された頃ではないでしょうか。1990年前後だったかと思いますが、この時の彼女は、歌も踊りもパワーに溢れた素晴らしいものです。少しパワフル過ぎて、「少し辟易」とまでは言いませんが、ちょっと胃もたれするのではないかとさえ思います^^;。母親譲りの歌声の魅力は最上のものですし、声の質もまたよく似ています。親子二代の歌姫ぶりであると思うのですよ^^。
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