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ジャンアンドレア・ノセダとN響の「ベートーヴェンの交響曲第5番」 [音楽]

10日夜のNHK-FMで、ノセダとN響のベートーヴェンの5番を聴きました。と言っても実は急な所用で2楽章の半ばから席を外さざるを得なくなって、全部は聴いていないのですが^^;。ひどいリスナーですな^^;。しかもその半端な聴き方で記事のネタにしようとしているという^^;。

でもまぁこの第1楽章だけでも、充分な衝撃がありましたからね。なにしろ例のいわゆる「運命の動機」の鳴らし方がすごかった。ふたつめの伸ばすところがばっさりと切れたように短く、そのあとも速いこと速いこと^^;。ずいぶんいろいろと聴いてきたつもりですけど、このテンポは空前なのではないでしょうか。

往年のフルトヴェングラーのような演奏は、さすがに最近は皆無ではありますけどね。つまり冒頭の動機をたっぷりと間を取るように響かせて、そのあとの部分とは別なものとして鳴らすというやり方のことですが。フルヴェンさんのやり方が好きだ、と言っていたバレンボイムでも、冒頭の動機はあれほどではありませんし。

そういえばN響では先日のノリントンさんの指揮での7番で、終演後にひとつふたつブーイングが聞こえた気がしたのですが、どうだったのかな。私はTVでの鑑賞ですから、聞き間違いなのかも知れないけど、日本でも時としてブーイングが出るのも、悪くはないことだと思います。ヨーロッパみたいに「ブーイングしたいがためにチケットを買う」みたいなのも困るんですけどね。

ヨーロッパのオペラなんかで盛大なブーイングが浴びせられるのを聞くと、歌手さんや演奏家、演出家も大変だなぁと思います。国によってはコンサートでも、聴き終わって納得できないとブーイングを浴びせることはあるようです。今回のノセダさんのベートーヴェンはどうだったんでしょうね。

なにしろ所用を終えて戻ったら、すでに演奏も拍手も終わっていて、ゲストに来ていらした作曲家の方が、ちょっと不満そうにしてらしたんですけど(申しわけないけどお名前を失念)。いずれTVでの放映もあると思うので、その時に客席の反応も楽しみにしつつ見たいものだと思っております^^;。

撮像素子の話 [カメラ]

去年の夏ぐらいから考えていることがあります。デジカメはずいぶん前に買ったFijiの400万画素のコンパクトをしばらく使っていましたが、2011年の秋にCanonのA1200を買って3年あまりいろいろと撮ってきました。普段使いのメモ替わりとしての機能や、ちょっとしたスナップを撮るのには、便利で使いやすく不満もありません。

一方で「写真」として見てしまうと、やはり写りに満足できない部分もありました。切れ味とか、色の乗りとか。あとボケ具合なんかは、もともと論じないという感じだし。まぁコンパクトモデルでもあることだし、価格も考えれば無理はありませんが^^;。レンズもホントに小さいしね。これでここまで撮れるというのが、むしろ素晴らしいなとは思います。

とは言え銀塩フィルムでは一眼を使っていた身としては(ブランクはありますが^^;)、もうちょっと「写真」として楽しめるものも撮りたいなと感じていました。ちなみに銀塩時代の愛機はペンタックスのMXでした。レンズは予算が限られるので、どうしても純正よりはレンズメーカーのものが多くなり、シグマの28-85mmと80-200mmに、トキナーの90mmF2.8、それとペンタックスの24mmF2.8に50mmF1.4といったところでした。

主な被写体はラグビーの試合とあとは風景や建物など。それとスナップでした。引っ越して秩父宮から遠くなり、ラグビーの試合にあまり行けなくなってしまうと、重点は建物とスナップや風景ということになっていました。そうして次第に一眼からは離れ、デジカメは手始めにコンパクト機から入って、それを長らく使うことになりました。

デジタルの映像の写りについていろいろ調べて勉強してみたところによれば、撮像素子の大きさというものは、重要な部分を占めるようです。もちろん大きな撮像素子を搭載するためには、ボディの大きさやコスト面(これは恐らく重要)でも制約が出てくることになります。要はコンパクト機だと限界があるだろう、デジタル一眼であれば、撮像素子も大きなものが使えるし、当然レンズの設計にも余裕が(大きさでもコスト面でも)あるわけです。

とまぁ、ここまでいろいろ考えてみたら、やはり製品についても調べたくなってきたわけですよね^^;。これも少し調べてみることにした、というところで今回の記事は閉じることにします^^;。続きはありそうですが、はたしてどうなりますか。

God Knows [音楽]

新年が明けて最初の「この1曲」シリーズは、年末に登場してもらったパット・ブーンの娘さん、Debby Booneの「God Knows」です。1978年リリースのアルバムに収められ、シングルカットもされたようですが、ヒットには至りませんでした。というかこのデビー・ブーンという人は、デビューシングルだけしかヒットが無い、と言ってしまってもいいのですが^^;。

デビュー曲の「You Light Up My Life」は77年8月にリリースされたのち、10月から12月にかけて全米で10週に亘って1位を記録するという、アメリカのポップス史に残る大ヒットだったのですが、セカンドシングルの「California」は50位、そしてサードシングルの表題曲は74位まで、という結果に終わっています。以下シングルもアルバムもチャートインさえできない、という定型的な「一発屋」さん^^;。

大変有名なお父上がおられるにもかかわらず、レコードチャートには恵まれてはいませんが、しかし現在に至るまで活動は続けていて、知名度も高いようです。80年代には女優としての活動もあるにはあるのですが、活躍とまではいかず、「タレントさん」と言うべき感じなのかな。米版のWikiには「spokesperson」とも書かれています。うーむ、「コメンテーター」という雰囲気なのかな。

ただ曲として見た「God Knows」は、ゆったりとした歌唱と伸びやかな歌声の佳曲に仕上がっています。ほぼ同じタイトルの曲(「God Knows....」)が「涼宮ハルヒの憂鬱」第1期の挿入歌として存在しているため、検索してもデビーさんはほぼ埋もれちゃっているのですが^^;。でもいい曲ですよ。

日本でもある世代の洋楽ファンには名前が知られていますし、それなりの人気と知名度もあったようです。でもホントにある時期だけに限られていて、ほぼ忘れられたと言っていい存在^^;。70年代の半ば過ぎのデビューということで、例えば日本での桑田佳祐さんなんかと同世代なので、まだまだ活躍できる年代の人なんですけどね。とにかく音楽ビジネス的には20歳代の前半以外に活躍できなかった、という方なのでありました。
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ウィーンフィルのスネアとN響の第九^^ [音楽]

お正月も5日目にして、ようやっと少しまとめてのお休みが取れて、くつろげた泉ちんでございます^^。時間が取れたので録りだめてあったニューイヤーコンサートと第九を視聴しました^^。放送順とは逆にニューイヤーコンサートから。ウィーンフィルも少し奏者が入れ替わってきてるのかな、という感じは受けました。

このオケのパーカッション・セクションで使っているスネア(いわゆる「小太鼓」)は、確か去年までのニューイヤーコンサートで見た限りでは、それまでの何年間かと同じものを使っていたと思います。それが今年は違う楽器を使っていました。

昨年まではauralというオーストリアのメーカーのウッドフープのもの、つまりドラムのヘッド(皮ですな)の枠になってる部分が木製のものでした。張りがあるけど響きが柔らかい、ちょっと独特の鳴り方であったように思います。それが今年は恐らく違うメーカーの楽器で、フープ(リムとも言いますが)が真鍮のような金属製のものを使っていました。どこのメーカーかは不明^^;。

マークやロゴがヘッドに書かれていることも多いので、それでかなり判別できるんですけどね。何年間かは使っていた楽器を別なものに変えるのは、奏者が変わったりしたときにもあり得ます。違う人が叩いていたかは、ちょっと判然とはしませんけど。あとプロが使うものは契約があったりもするので、その辺の事情があるのかも知れません。

そのあとに見たN響の第九は、これがまたなかなか新鮮と言うか「伝統にとらわれない」と言うべきなのか、ある意味ではN響が冒険していた演奏のように思います。指揮者を決めた時点で、ある程度はそうなることが予測できていたのだろうとも思いますけれど。

フランソワ・グザヴィエ・ロトという指揮者についてはよく知りませんでしたが、ガーディナーのアシスタントをやっていたらしいので、いわゆる古楽器(同時代楽器)での演奏に手慣れた方のようです。なるほどそうなのか、と思わせるような演奏だったな、という感想を持ちました。

速めですっきりとしたテンポや粘らない音作り、そして響きを明瞭にしようという意図が明確な演奏だったと思います。力みや慣習化したリタルダンドなどを避けて、いわゆる「伝統」によって生じた悪く言えば「手あか」のようなものを、できる限り排除していく。こういうアプローチであったと思います。

だからと言ってせかせかとした、落ち着きのない演奏という感じを回避しているのは、すっきりとではあるにせよ歌心は充分に持っているからであって、面白さを追求したという「けれん」が無いからでしょう。好みは分かれるであろうけれど、私としてはかなり楽しめた演奏でした。

追記:ウィーンフィルのスネアについては3年後の記事で再考していますので、よろしければそちらの記事もご参考に。リンクを入れておきます。
こちらです。

さて正月も3日が過ぎて [季節]

今年は4日が日曜ということで、年始休暇が一日長くなった人も多いでしょうね。一方でいわゆる「客商売」は、むしろ年始は忙しかったりもします。私は特にいつもと大きな変わりは無く、シフト通りに勤務が続いていきます。まぁ世間の気分としても、だいたい3日までで年始は過ぎていく感じなんじゃないかな。

TVのお正月特番も、見たいものは録画してしまってあとから見てますし^^;。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと、映画が何本かというところですね。まぁ4日も仕事で、5日から休みがありますから、それからゆっくりと見たり聴いたりということになりそうです。北国はともかく関東は、寒いながらも比較的穏やかな年の始めとなっていますね。皆さんもどうか風邪には充分に気をつけて。
タグ:年始 2015 正月

明けましておめでとうございます^^ [季節]

2015年が明けました。本年もよろしくお願いいたします。毎年恒例の年賀の画像なのでございます^^。
nenga_2015.png

例年のごとく、年賀状用に作ったデザインにちょっと手を加えたものです。イラストはカミさんで仕上げと文字のレイアウトは私^^。羊の年にふさわしい穏やかな年であればいいなと思います。

新しい年が皆さんにとっても良き一年でありますように。

タグ:新年 2015年

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