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大塚康生さんが亡くなりました [ひと]

東映動画から東京ムービーなどに所属したアニメーター、大塚康生さんが亡くなったというニュースが入ってきました。カーマニア、と言うかジープマニアとしても有名でした。少し大げさかも知れませんが、宮崎駿さんの「お師匠さん」とも言える方でもありました。

作画監督として参加した「未来少年コナン」の第1回で、大塚さんのラナの作画修正を見た宮崎さんが、可愛く描けてないと怒ってラナは自分で担当するようになった、というエピソードは知られていますね。「ルパン三世 カリオストロの城」のカーチェイスシーンは大塚さんが生みの親であるとのことです。

私にはアニメの歴史を解説する資格はありませんが、70年代、80年代にたとえば「東映動画ルーツ」「虫プロルーツ」と言ったようないくつかの「流派」が存在していたと仮定するなら、間違いなく東映動画の一派の源流である人だと思います。2021年3月15日、満89歳没。心よりご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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Chick Coreaさんが亡くなりました [ひと]

アメリカのジャズ・ピアニスト、作曲家のChick Coreaさんが亡くなったというニュースが入ってきました。1960年代から活躍し続け、ハービー・ハンコックやキース・ジャレットと共に、日本でも大変人気のあるジャズ・ミュージシャンのひとりでした。

そのスタイルは変幻自在、と言ってしまうと平板な気もしますが、いろいろなタイプのミュージシャンといろいろなタイプのサウンドを作り出す、という仕事ぶりでした。アコースティック、エレクトリック、トリオであったり大きめの編成であったり。

違うメンバーとアルバムを作り、仕事をするのが大好きだったのかも知れません。40年近く同じメンバーとの演奏とソロ活動を主体にしているキース・ジャレットとは対照的な気がします。それと、何より曲を書くことが大好きであったということもあるんでしょうか。

アルバムのクレジットを見ると、全曲Chick Corea作曲というアルバムも多数ありますね。ずいぶん曲書いてるなぁと感心してしまいます。とにかくアルバムの数の多さには驚かされますが、60年代後半からの55年ほど、と考えればそれもうなずけるかな。でもとにかく70年代から90年代にかけての旺盛な活動は素晴らしいものでした。

個人的には好きなアルバムはいろいろあるけど、盟友Joe Farrellと一緒に作った作品がいちばん親しめるかな。1978年リリースの「Friends」からアルバムタイトル曲の「Friends」を上げておこうと思います。動画サイトで聴けますのでよろしければ。
https://www.youtube.com/watch?v=OT9rUQW-fVw

チック・コリア、1941年6月12日生まれ、2021年2月9日没。満79歳。ご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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筒美京平さんが亡くなりました [ひと]

10月7日に筒美京平さんが亡くなっていらしたというニュースが入ってきました。60年代の終わりごろからいわゆるGSの曲などで知られるようになり、68年から69年にかけての「ブルー・ライト・ヨコハマ」の大ヒットで確固たる評価を受けたのだと思います。

その後は一時期はアニメ主題歌なども手がけますが、70年代から80年代にかけてはトップを行くヒットメーカーとして、多くの曲を世に送り出しています。90年代に入ると、さすがに勢いは薄れたように思いますが、2010年代に至るまで活動は続いていました。

個人的にはやはり70年代、80年代に女性アイドルに提供した曲が印象的です。洒落っけやナイーヴさを秘めたメロディーの曲、華やかさやスピード感のあふれた曲といった、バラエティに富んだ作風を持った作曲家でありました。その存在は日本ポップスシーンの宝物のような人でした。

ご自分で編曲も手がけられた作品も多く、フィラデルフィアサウンドのスタイルをいち早く取り入れた岩崎宏美の「センチメンタル」などは、私のお気に入りの名曲でもあります。2020年10月7日、満80歳没。ご冥福をお祈りします。どうか安らかに。
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藤井聡太七段の快挙^^ [ひと]

ニュースなどでも既報のように、7月16日に将棋の第91期棋聖戦第4局が行われ、110手までで藤井聡太七段が渡辺明三冠を投了に追い込み、3勝1敗で棋聖のタイトルを獲得しました。17歳11か月でのタイトル獲得は、これまでの屋敷伸之九段の持っていた18歳6か月の記録を破って、史上最年少となるものです^^。

最近はAIの形勢判断が表示されたりして、私のような素人(並べ方と駒の動き方ぐらいしかほぼ分からない^^;)でも、有利不利を確認させてもらえますね。AIも必ずしも100%の判断とも言えないようですが。対局は中盤からは渡辺三冠が優勢に進めていたのですが、75手ほどでいったん互角となったあと、80手を過ぎたあたりからは俄然藤井七段に有利な展開となりました。

藤井七段は、そのまま終盤にかけてもミス無く指し続け、渡辺三冠は時間を使いきって1分将棋に、藤井七段も残り時間は2分だったかと思いますが、ともにほぼ時間を使い尽くすも、渡辺三冠が投了して藤井七段の勝利となりました。

有利に進めていたはずの対局が、ある点を境にして入れ代わって不利となるという展開は、負けてしまった渡辺三冠にとっては悔しいものだったでしょうね。とは言えこれも勝負というものの側面なんでしょう。この結果渡辺明三冠は棋聖位を失冠して二冠に後退、藤井七段が新棋聖となりました。

藤井棋聖は、王位戦でも木村一基王位に挑戦中で、2勝を先に挙げて現時点で有位に立っています。一方の渡辺二冠も名人戦で豊島将之名人に挑戦中で、こちらは現在のところ1勝2敗となってはいるものの、こちらは7戦行われるということで、まだここから巻き返しを図ろうと言う気持ちではないでしょうか。コロナ禍をめぐる4、5月の中断で、ハードなスケジュールの続いている将棋界ですが、目を離せないタイトル戦として叡王戦もあり、激戦が続いていきます。注目ですね^^。
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エンニオ・モリコーネが亡くなりました [ひと]

イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネが亡くなったというニュースが入ってきました。多くの作品で知られていますが、私としては最初の印象が強かったのはやはり「荒野の用心棒」かな。ご本人は映画としては好きじゃない、とおっしゃっていたそうですが。口笛のメロディや、効果音としてリズミカルに使われる鞭や金床、鐘の音がユニークですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HjjDOdaFZg0

もうひとつ「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽も忘れてはいけませんね。イタリア人らしいメロディの美しさが素晴らしい作品です。
https://www.youtube.com/watch?v=nWtfoAxGwcM

ほんの3、4年前までお仕事は続けていたようで、たくさんの作品リストが残っています。2020年7月6日没、満91歳でした。ご冥福をお祈りします。どうか安らかに。
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藤原啓治さんが亡くなりました [ひと]

夕刻のことですが、藤原啓治さんが12日に亡くなっていたというニュースが入ってきました。ご病気をされたあと仕事には復帰していた、という認識があったので本当に驚きました。独特の、唯一無二の声と演技を持っていらっしゃる方だったと思います。ちょっと冷酷な二枚目も、二枚目ぶった二枚目半も、ギャグの載っかった三枚目も、すべてを演じることのできる方でした。

個人的には「ぼのぼの」のアライグマくん(初代)、「十兵衛ちゃん」シリーズのお父さん(菜ノ花彩)、「カスミン」の帽子男あたりが印象に残っています。もちろん「しんちゃん」のお父さん(ひろし)も。私の見ていた範囲の中では、どちらかと言えばほのぼの、あるいはギャグ寄りの役柄が多かったかな。

2016年夏には病気療養のための休養が発表されましたが、翌年の夏からは少しずつ仕事に復帰していました。最近見ていた中では「荒野のコトブキ飛行隊」の副船長サネアツ役で、メンタルがもうひとつ弱い、頼りにならない、でもギリギリでは力を発揮する性格の演じぶりが見事でした。健在ぶりを感じさせてくれていたので、今日の訃報には本当に驚きました。

私の知っている藤原啓治さんは、どちらかと言えば「柔」の面が強かった印象なんだけど、作品によっては「剛」であったり「豪」であったりという部分もお持ちで、そういう印象の強い人も多いようですね。きちんと「いい男」が演じられる、でもふわりとした人柄も感じられる、そんな人だったのかな、と思います。2020年4月12日没、満55歳。心からご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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大林宣彦さんが亡くなりました [ひと]

大林宣彦さん、亡くなったのですね。多くの作品を送り出しておられますが、私としてはやはり「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作がホントに面白く、そして美しく、強く印象に残っています。

各作品で小林聡美、原田知世、富田靖子をそれぞれ世に送り出した点でも心に残ります。この4年間ほどは病との闘いとなっていらしたとのことでした。2020年4月10日満82歳没、心からご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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マッコイ・タイナーが亡くなりました [ひと]

ジャズピアニストのマッコイ・タイナーが亡くなったとのこと。近年は目立った活動は多くなかったけど、1960年代には名盤を残していますね。ジョン・コルトレーンの盟友として、一緒に活動していた時期が、いちばん華やかだったのかなぁ、やはり。

個人的には「大好き」と言えるピアニストじゃないけど、1967年のアルバム「The Real McCoy」は傑作だなぁと思います。私としてはエルヴィンさんのドラムがもの凄い、というのが印象的ですけど。またひとり伝説を生きたジャズメンが亡くなったと思います。2020年3月6日、満81歳没。ご冥福を祈ります。どうか安らかに。
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八千草薫さんが亡くなりました [ひと]

このところスポーツか訃報ばかり書いているような気がする当サイトですが、またひとり印象に残る方が世を去ってしまいました。24日に八千草薫さんが亡くなられていたとのことです。本当にお若い頃はさすがに知りません。何しろずいぶんと年が上^^;。
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私が大人になった頃にはもはや「おばさま」のお年ではあったのだけど、「きれいなおばさま」だなぁ、とほのかに憧れてもおりました。様々な作品の中で、明るく気立ての良いほわっとした「お姉さま」「おばさま」を演じておられて大好きでした。2019年10月24日、満88歳没。心からご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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吾妻ひでおさんが亡くなりました [ひと]

13日に吾妻ひでおさんが亡くなっていた、というニュースを聞きました。一昨年来闘病していらしたとのことでしたが、亡くなられたとご家族が公表されています。驚くと同時にご病気は耳にしていたので、ある種の覚悟はあったのですが、やはり残念でなりません。

70年代の後半から少年マンガをスタートラインとして活躍していましたが、少年マンガの人気連載が終了してからが、むしろ本領と言うかその後のマンガ界への影響は大きかったのではないでしょうか。SFからの影響や「可愛い女の子」を描くという方向性などは、90年代以降のいわゆる「オタク文化」のひとつの源流であったかと思います。

1950年生まれと言うことで、少女マンガのいわゆる「24年組」とも活動のスタートが重なっていて、70年代半ば過ぎからの人気の上昇や、「マンガ界」というものに与えた影響の大きさには、共通するものも多かったと思います。「それまでのマンガには無かった表現・内容」は新鮮でした。

80年代の半ば過ぎには作品の発表も無くなり、いわゆる「沈黙期」に入りました。80年代の終わりごろからは失踪を繰り返し、さらに過度の飲酒からアルコール依存症を発症するなど、苦闘を続けていたということのようでした。2000年代に入る前にアルコール依存を克服し、生活は安定してきていたようでしたが、作品の発表は極端に減っていました。

自伝的な「日記」と称するシリーズが何冊かと、過去の作品の再編集本が出ていましたが、再評価がされたとまでは言い切れなかったと思います。多くの出版社に散らばっている過去の作品の集成、あるいは全集などの出版を望みたいところですが、なんか売れ行きには結びつきそうにないかな、という予感はあります。きれいな印刷で揃えたいんですけどね。2019年10月13日、満69歳没。心からご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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