SSブログ

Maiden Voyage [音楽]

Herbie Hancockの「Maiden Voyage」は1965年の同名アルバムの1曲目^^。邦題「処女航海」は直訳そのまんまですが、船は女性として扱われたり呼ばれたりする、ということを知らないと意味が通りにくいかも知れませんね^^;。軍民を問わず船は「彼女」なのが西洋風。日本はどうなんだろうね^^;。「丸」だから男の子ってことなのかな^^;。

曲は少し重たい感じのコードから始まって、わりに単純なテーマが奏されます。私はこの最初の部分が、雲の多い空模様の日に明け方の海へと出て行こうとしている、と言う情景のように感じます。離れていく陸地にも少しは未練があるけど、海へと向かう気持ちの方がさらに大きい、という気分が聴けると思うんですよね。

この曲にはVSOPクインテットの名演もありますね。黄金期のマイルス・デイヴィスを支えたメンバーに、フレディ・ハバードを加えた、と言うかマイルスの代役がフレディだったんですが、代役どころではないプレイぶりが素晴らしい演奏を生んでいます。このクインテットの生まれたいきさつはよく知らないのですが、最初のライブの時の録音がとても気に入っています。

ただ、このライブではハービーはエレクトリック・ピアノを弾いています。生ピアノに近い音色を選んではいるのですが、この点だけはちょっと残念な気がします。ひとりだけ電気楽器なのは少しだけ「空気」が共有しきれないように思うから^^;。やはりここは生ピアノでのプレイにしておいて欲しかった^^;。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。