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改めて劇場版「SHIROBAKO」のこと [アニメ]

年明けからあっという間に1か月が過ぎて、もう2月に入ってしまいました。あんまりアニメがらみの記事が並ぶのもどうかな、と思ったのでちょっとほかの方面もはさみましたが、やはり書いておきたいこともあるので、劇場版「SHIROBAKO」のことについて。

作品は昨年の2月29日の公開初日に劇場へ出かけて見ています。いわゆる「封切り」の日に映画を見るなんて、ずいぶんと久しぶりだ、なんて記事も書きましたっけ。でもその後は時間も取れず、ウィルス騒ぎのこともあって外出もままならないという状況で、結局は劇場には最初の1回しか行けませんでした。

冒頭の部分は動画サイトで見ることもできたのですけどね。全編をきちんと見直してみて、改めて気づいたことや書いてみたいこともあるので、タイムラグは承知の上で記事にしたいと思います。まずは丸川さんのお店に行った帰り道に、宮森さんが歌いだすシーンのことから。

劇場で見た時は見とれてしまって細部は覚えてはいなかったんだけど、3拍子で始まってどんどん展開していく歌は、力があるなぁと感心してしまいます。と同時に画面のパワーも大変なものだなぁと。こんなに動かしてもいいものかい、と思いました^^;。まぁ水島監督なんで、動かす時とところの個性は独特なんですけれど^^。

それから坂木さんのオーディションのシーンからの一連の流れ。安原さんの作監の仕事の滞りや、舞茸さんの脚本のこと、後輩の声優さんからある種の「あこがれ」まで受けている坂木さんの様子などは、家でゆっくり何度も見て、面白いつながり方だなぁと思います。今井さんから「師匠」と呼ばれて「商売がたきだよ」と返すところは、見直してみてやっと腑に落ちた気がしています。

「ライバル」ではなくて「商売がたき」という強い言葉を発する心情というか。舞茸さんから見ても一人前になってるんだな、ということですよね。たとえまだまだ駆け出しであるのだとしても。そして終わり近く、一旦は完成形となったSIVAのラストを、作り直したいと語り合うシーン。矢野さんの「分かってんならいいよ」というセリフは、やはり見直してみて納得できた気がしてます。
shirobako_01.jpg

最後に流れるSIVAのラストと「3週間」という日数を考えたら、それこそどれだけの労力を費やしたのかが分かります。こりゃ大変でしたよね^^。テレビ版の12話での菅野光明さんが絵コンテ見ながら、「相変わらず無茶やってるなぁ」と言うセリフを思い出しました^^。でも全員でヨーソローと声を合わせるところは、ホントに全員の気持ちがひとつになっている様子がよく出ていたと思います。

「俺は普通がいいんだよ」って言ってた渡辺さんも片手挙げてたし^^。エンドロールではその後のみんなの様子が描かれていて、ああ、みんなちゃんと生きているんだなと思えます^^。当たり前のように。この作品の登場人物たちが、それぞれに生きている。それが見届けられるって素晴らしいラストだと思いました。

そして恐らくは「蘇った」武蔵野アニメーションの、白板に記された予定^^。思わずにやにやしちゃいますよね^^。忙しいということは大切なことなんですよね^^。こんな劇場作品を届けてくれたスタッフ、キャストの皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございます。そして誰より水島監督にお疲れさまと感謝を^^。どうか本当にお体には気を付けていただいて、これからの作品も心待ちにしていたいと思います^^。

追記:武蔵野アニメーションの「ツートップ」とも言われていた原画の井口祐未さん。この人の一人称は「あーし」だと思いますがこれについて。一部では時代劇などにも出てくる「あっし」ではないか、という指摘もあるようですが、どうも聞いていて「あっし」ではないと思います。

NHKのドラマ「坂の上の雲」に登場する香川照之さん演じるところの正岡子規が、一人称として話す時に使う「あーし」とニュアンスが似てるんですよね。このドラマのファンだったりして使うようになった、という裏設定があるのかどうか^^;。脚本の横手美智子さんにお聞きしてみたいものです^^。
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