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Puff, the Magic Dragon [音楽]

今年もあと一日の12月31日に日付が替わりまして、本年もとうとう最後の記事となりました^^。たまたまですが「この1曲」シリーズが今年のラストを飾るということで、辰年の最後という意味も含めましての「Puff, the Magic Dragon」です。前回に寝ていたライオンからのつながり、でもあります^^;。

獅子と龍という組み合わせはやはり西洋のものでしょうか。東洋は龍に対するのは虎ですよね。洋の東西では龍の形も少し違ってきますが、虎や獅子は表現の違いこそあれ、まぁ似たような感じになります。現実の生物に基づいてのシンボルだし、似てるのも当然でしょうけれど^^;。

「Puff, the Magic Dragon」はアメリカのフォーク・ソングの3人組、ピーター・ポール&マリーが1963年の1月に出したシングルのタイトルです。邦題は「パフ」で、極めてシンプル^^;。日本ではまぁ一種の童謡として親しまれています。本国アメリカでは歌詞の内容をベトナム戦争に絡めた解釈もあるようです。

もうひとつのこの歌についてのエピソードがあります。「Puff, the Magic Dragon」という歌い出しの部分の「Dragon」が「Drag on」(クスリを飲む)と言っているように聞こえる、というほとんど難癖みたいなクレームを受けました。ドラッグ(とその吸引)について歌っているのだ、というわけです。この理由から放送禁止になった地域もあるようです。一方で「ドラゴン(ドラッグ)」との別れが歌詞に出てくることから、クスリはいけませんよ、という呼びかけの歌である、という解釈も言われているようです。いろいろあるものです^^;。

広く親しまれ歌われているからこそ、起こってきた解釈や難癖ですが、作詞者は特に裏の意味なんか存在しない、と言い続けているとのこと。要はファンタジーとして楽しんで欲しい歌だ、と言うことですね。原詞はきちんと韻を踏んで連が続く、英語の詩を作る時のお手本になりそうな歌詞でございます^^。

通称PPMと呼ばれたピーター・ポール&マリーの歌声は、独特のハーモニーを持ったもので、なかなかユニークなんじゃないかと思います。ソフトに声の質を揃えてハモるというのではなく、3人それぞれの声の質を生かしながらハーモニーを付けます。均質さは求めていない歌い方ですね。アメリカのポップスの中でのハーモニーセンスとしては珍しいタイプだという気がしてます。やはり大変な個性だと思います^^。
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