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The Christmas Waltz [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、年末恒例というかクリスマス特番ということで「The Christmas Waltz」を取り上げてみます^^。この曲もほかのクリスマス・スタンダードと同じく、多数のカバー・バージョンがありますが、オリジナルはフランク・シナトラが1954年に「ホワイト・クリスマス」を録音するする際にB面のための曲として書かれたものだそうです。

私がこの曲を知ったのは、カーペンターズがリリースしたクリスマスアルバムに収められていたバージョン。「Christmas Portrait」と題されたこのアルバムは、まず1978年にリリースされますが、カレン・カーペンターが亡くなったのちにCD化されたとき、リチャードが曲を付け加えて、言わば「拡大版」のような形で再リリースされています。オリジナルには入っていなかった、オーケストラ曲のメドレーなどが足されています。

数あるカバーの中では、Nancy Wilsonのものが軽くフェイクも効いていて、なかなかいい雰囲気に仕上がっています。まぁ、本来こういった曲はストレートに歌ってくれた方が好みではあるのですが、ナンシーのバージョンはひねり過ぎず、でも個性的でいい感じだな、と思います。

50年代の曲ということで、時代の味わいを残してストレートに仕上がってるなと思うのは、早い時期のカバーである、1960年のPeggy Leeと64年のDoris Dayあたりでしょうか。それにしても、特にアメリカの場合はそうだと思うけど、ボーカリストにとっては、ある程度の人気が出るとクリスマス・アルバムを作るというのが一種のお約束なんでしょうね^^;。

そしてこうした「クリスマス・スタンダード」が作られて歌い継がれていき、数多くのカバーが生まれていくことになるのでしょう。いろいろなアレンジもありますけど、やっぱりストリングスオーケストラに深めのエコーをかけて、朗々と歌っているのが、曲に似合ってるんじゃないかな。で、やはり聴いてて心地いいのはカーペンターズかなぁ、とそこに戻るのでございます^^。
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