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鼻濁音の話 [言葉]

某国営放送のニュースの時間に、原稿を読んでいるのを聞いていると、ごくわずかなんですけど、違和感を感じることがあります。ガ行の音の「鼻濁音」と言われる発声でのことです。つまりある程度は訓練を受けているとは思うのだけれど、時としてなんか「違う感じ」がつきまとうのです^^;。

専門的な音声学と言った方面からの発言はできませんから、あくまで「聞いた感じ」の話なんですけどね。ニュースというものは、当然ながら「生放送」なわけで、発声してしまってからでは直せませんし、そういう意味ではまことに危ういものも抱えています。それを承知で申し上げるのですけれど、時々ですが「違う」^^;。

鼻濁音と非鼻濁音の使い分けは、これまたなかなか一筋縄では行かないものがあるそうで、けっこう厳密なものなのだそうです。なおかつ「日本語」の中でも、実は半分ほどの地域でしか鼻濁音が使われておらず、さらに言えば厳密さを要求するのは、いわゆる「東京語(とその周辺)」でのことらしいのです。

ごく個人的な感覚で言えば、語の頭に来ないときは鼻濁音にする感じ、なのですれど。あと外来語はすべて非鼻濁音でいいんじゃないか。それと漢語は比較的鼻濁音の比率が低いんじゃないか。和語は鼻濁音が多くなる。というようなことを、自分で口で言葉を発音しながら考えていたら、カミさんが口を挟むのでした。

「それじゃつまりガンダムは鼻濁音じゃないわけよね」。そりゃあね、間が抜けるしね。「ええと、あとあの発音がちょっと難しいヤツ」。ああ、ズゴッグとか?ホントはズゴックなんだけどね。ゴッグはゴッグ。あれは語尾が濁る。「それそれ。とかなんだっけ、真壁さんの?」。マクベね、マクべ。ギャンです^^;。「でも、あの人はギャンって鼻濁音で言ってたような」。

とんだところに話が行ってますが、塩沢兼人さんは確かに鼻濁音で「ギャン」と発音していたようにも思います^^;。あのキャラの性格付けからなのかも知れないけど。ちなみに制作会社の意向で、いわゆる「ロボットアニメ」の主人公ロボットには、必ず濁点が入っているネーミングになってます。理由は「強そうに響くから」。

それを知ってか知らずか、ほかの制作会社が作った大傑作シリーズには、濁点が入りません。それは「マクロス」のネーミングについて。意識してるんだろうなぁ、やはり。とまぁ、いろいろなことを思ってしまったニュースの時間なのでありました^^。
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