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Against the Wind [音楽]

「この1曲」の前回のビル・ブルフォードの記事は、前々回のビル・エヴァンスから「名前のビル」という繋がりで書いたわけです。で、考えてみたらこのビルという名前は、実はウィリアムWilliamの愛称というか短縮形なんですよね。なにゆえに「ビル」になっちゃうのか(Bはどこにも無いのに)という件については、まぁ「ウィル」という形からなまったんでしょうね、たぶんね^^;。

というわけで、短縮形の名前を持った人という繋がりで、Bob Segerの「Against the Wind」でございます。「Bob」はRobert の愛称・短縮形ですが、こっちはまだ「B」が入ってるだけ分かるというか。でも1個だけなんですが^^;。ちなみにボブと言えばほかにもいるだろう、大物が、という声も聞こえてきますが。3人ほどすぐに思い浮かびますね。ピアノ弾く人とかもね。

さて、ボブ・シーガー。この人の生まれたのは1945年とのことですから、ほぼビートルズのメンバーのすぐ下の弟ぐらいの年齢ですね。ジョージが1943年の生まれだし。なのにボブさんがヒットらしいヒットを飛ばしたのは30歳になってから。1975年ごろから全米で名を知られるようになりました。そして「Against the Wind」は1980年の4月リリースの曲で、全米では5位まで上がっています。

正式にはBob Seger & The Silver Bullet Bandという名義での発売ということになりますが、まぁ個人で出した曲と同様に扱われていますね。音としてはいちばんアメリカっぽいと言うか、John Mellencampあたりに通じる、カントリーの風味を多めにまぶしたロックというところでしょうか。Melissa Etheridgeなんかも同じラインかな。アメリカ中西部の味わい。大ざっぱに、ですが^^;。

ボブさんは、美声でもなくルックスだってちょっと冴えないお父さん、という風貌の持ち主で、敢えて言うなら「この声、この顔」だからこその曲の魅力でもあると思います。そして極めてアメリカ的な音と歌ですね。日本ではあまり知られていないことも確かで、日本語版のウィキに記事が存在しない、という象徴的な現実があります^^;。誰か書いてくださいまし^^;。

苦労人であったことも確かでしょうけど、それ故に共感を呼んだということも多いのかな。ちょっと字余り気味に歌う歌声は、やはり一度聴いたらちょっと忘れ難い、そしてある種の郷愁や哀感を漂わせる独特の個性があります。こういう人だって、ちゃんと売れるときには売れる、というあたりがアメリカの奥の深さなのかも知れないな、と思うのです^^。
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