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Don't Push Daddy [音楽]

いろいろあって途中が少し空きましたが、今回の「この1曲」シリーズは「Don't Push Daddy」。Illinois Jacquetの曲なんですが、私が持っているのはいわゆる寄せ集めベストみたいなCDで、演奏のデータはさっぱり分かりません^^;。その中の1曲がこの曲です。タイトルはなんだか適当に付けちゃってるみたいな感じもあります^^;。

そもそもこのジャケーさん、初めて知ったのは以前にピーター・バラカンさんの番組でなんですが、「ジャケー」っていう姓がそもそも不思議でした。フランス語風に発音するのが正解のようですが(あの発音にうるさいお方がそう発音してたし)、アメリカ南部の出身だとしても、ちょっと珍しい気がしました。でもって名前は「イリノイ」なんですからね。ニックネームだろうなとは思ってました。

ところが調べていくうちに分かってきたのですが、ジャケーさんの本名は「Jean-Baptiste Illinois Jacquet」で、ファーストネームがジャン-バプティスト、ミドルにイリノイときて、ジャケーさんでございます。フランス人じゃん、この感じって。またはフランス系。まぁアメリカで出自をあれこれ言うのは、多少問題もあるらしいけど。

で、母方にスー族(アメリカ・インディアン)の血が流れていて、「イリノイ」はインディアン語で「優れた」という意味なのだそうです。州の名前じゃなくて。というか州の名前ももしかしたらインディアン語からの由来なんじゃないかとは思います。あー、最近は「インディアン」も使わないようになってきているようで、アメリカ先住民という言い方が多くなってきているようです。これらの件はなかなか複雑ではございますが。

さて、そのジャケーさんの名前を聞いたときに、私が最初に耳から連想してしまったのは、「じゃけぇ」「じゃけー」などと発音される、西日本の一部で話されている方言の語尾のこと^^;。言ってるのがバラカンさんなんだから、まさか日本語の方言では無いよね、と思いつつも、語感がますます不思議に思えて、しばらくは混乱していました。

山口の下関とか広島県の一部ですよね、「じゃけぇ」。私の耳は「イリノイじゃけぇ」と聞き取って、混乱したわけです。そうじゃないよね、と思いつつも、ですが。検索してみて疑問は氷解するのですが、まぁお名前で印象に残ってしまったミュージシャンでございます。テナーサックス奏者ですね。

ここでもうひとつレッテルと言うか記号と言うか、スタイルの呼称と言うべきなのか「テキサス・テナー」という言葉が登場します。まぁこれもある種のニックネームなんでしょうけど、テナーを大きな音で吹きまくるスタイルのことを差す言葉みたいですね。まぁ曲名を検索すると出てくる某動画サイトで聴いてもらうと、雰囲気は掴めます^^;。

なにしろイリノイさんが吹いているテキサステナーという、語感の面白さでけっこう勝負できるかな。まぁ連想して面白がっているのは私だけかも知れません。ビートは4つなんですが、ジャズというよりは歌の入らないR&Bみたいな感じもあって、なかなか楽しい音楽であることは確かです。私はかなり楽しんで聴いています^^。
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