SSブログ

I Saw the Light [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、Todd Rundgrenが1972年にリリースした「I Saw the Light」です。トッド・ラングレンについては、以前にNazzについて書いたときにも触れていますね。Nazzの中心人物でしたが脱退してしまい、結局バンドは活動を停止します。トッドはソロとして活躍していくわけです。

今「活躍」と書いちゃいましたけど、実のところ大ヒットがたくさんあるわけでもなく、大きなセールスのアルバムがあるわけでもなく、淡々と自分の道を行っている感じの人です^^;。かと言って業界から消えていくことはなくて、現在に至るまでアルバムを出し続けています。シングルだって全米5位が1曲と、あとはスマッシュ・ヒット程度なんですけどね。

悪口で書いてるつもりはありませんよ^^;。むしろマス・セールスを常に要求されるであろうアメリカのミュージック・シーンで、「我が道を行く」ことができているという、数少ないミュージシャンのひとりでしょうか。Frank ZappaとかLou ReedやNeil Youngと、存在感は似ているような気もします。やってる音楽はまったく違いますけど。セールスの面で言えば、この3人はトッドさんより上を行ってるかもですが^^;。ルー・リードはそれほどでもないかな^^;。

「I Saw the Light」という曲名は、もう1曲アメリカで大変有名な曲があります。カントリー・ウエスタンの巨峰Hank Williamsが1948年にリリースしたシングル(当時はSPレコードなわけですが)です。最近になってハンク・ウィリアムスの伝記映画のタイトルになったので、この曲がまた知られることになりました。もちろんトッドさんの曲とはまったく違いますが、親しみやすいメロディの佳曲だと思います。

トッドさんの曲の方は、何しろすべての楽器とコーラスをひとりでこなしている、という点でも知られています。まぁこの曲の収められているアナログレコード2枚組アルバム(「Something/Anything? 」)のSide 1からside 3までのすべてをひとりでレコーディングしているのだそうで、すごいものでございます。

今でこそコンピュータを駆使してのこういったレコーディングは、以前ほどには難しくなくなりましたが、アナログ・テープ時代の1972年には、大変な手間がかかっているはずです。やはり「才人」の名がふさわしいんでしょうねそこはフランク・ザッパさんも、おんなじ枕詞が付くことがしばしばあります。ちょっと似たもの同士かも知れませんね^^。音楽は違うけど。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。