SSブログ

ビシュコフのマーラー5番 [音楽]

まず、取りあえず書いときたいのは、4楽章はついこないだも放映してたじゃん、ってことです^^;。年度が改まったので、OKってことなのかなぁ。毎週見てるんで、不思議な感じは否めず^^;。

でもって、もうひとつ、1楽章だけで2楽章はカット、というのは音楽から見たら「片手落ち」ですよね。マーラーシリーズ初回で解説を入れたい、N響アワーは比較的一般ファンの入り口的役割、時間の制約、など、理由は理解できるんですが、1楽章と2楽章はふたつでひとつ(5番においては、です)。難しいかも知れないですけど。まぁ、BSで見てね、っていうNHKの「大人事情」もありましょうかね^^;。

と、まぁ、文句は一通り置いときますが、演奏はけっこう楽しんで聴いてました。前にも書いたけど、ビシュコフって人は、強引さや極端な表現はしない人なんですね。4楽章はさらさらとして粘らない、でも淡々としているわけではなくて、歌うところは歌って、気持ちのいい流れを作っているように思いました。終楽章は機能的に優れたN響のいいところが充分に出て(悪口で言ってるんじゃないんですよ、これ)、澱みのない音楽でした。最後コーダでテンポがぐいぐい上がっていくとこは、ちょっとロシアっぽかったかな?終わった後の「ブラボー」は、叫び過ぎてて興を削がれました^^;。ああいうのは、ちょっと困ります。

N響アワーは毎月一曲ずつマーラーを放映していくそうですが、時間の関係もあるし、ぶつ切りはやむを得ないことになりそうですね。3番なんか、どうするんだろうね、ホントに。第1楽章やったら、あと終楽章だけでも時間がきつそうです。でも、この曲のメインはやっぱり第1楽章だろうし。マーラーシリーズだけ放送時間延長とか、できないものなのかな(無理なんでしょうけど)。

来月は9番だそうですが、ブロムシュテットさんの演奏が早速放映されるのかな、と楽しみです。もっとも、やっぱり時間の関係で2楽章か3楽章のどっちかはカットされちゃうんでしょうね^^;。もしかしたら1楽章と4楽章だけとか……。もっとひどいのは1楽章無しで2、3、4楽章とか……。泣けますね、これ(別な意味で)。私は9番第1楽章がマーラーの到達した音楽の最大の高みだと思っているんで、第1楽章無しは避けて欲しいんですけど。


マーラー:交響曲第5番

マーラー:交響曲第5番

  • アーティスト: ドゥダメル(グスターボ),マーラー,シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/08/08
  • メディア: CD



Mahler: Symphony No. 5

Mahler: Symphony No. 5

  • アーティスト: Gustav Mahler,Yoel Levi,Brice Andrus,Atlanta Symphony Orchestra,James Thompson
  • 出版社/メーカー: Telarc
  • 発売日: 1995/11/14
  • メディア: CD



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。