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The Girl from Ipanema [音楽]

「The Girl from Ipanema」は、Astrud Gilbertoが1964年にヒットさせたボサノバの名曲です。もっともアストラッド・ジルベルトは、この曲をヒットさせる前にアメリカに活動の拠点を移していて、ブラジル本国ではあんまり評価されてはいないらしいですね。ブラジル国籍の「アメリカのミュージシャン」という感覚なんでしょうか。確かにジャズにカテゴライズされる人たちと、多くの録音を残しています。

ただしボサノバといわれる曲の中ではやはりこの「イパネマの娘」の知名度が大変高いことも確かです。世界に「ブラジル音楽」というものを知らしめた功績は大きいと思います。でもブラジルの国内ではシンガーとして人気があったのはエリス・レジーナやナラ・レオンであったようです。動的で情熱的なエリスと静かで知的な雰囲気のナラ。とても対称的ですね。

アストラッド・ジルベルトはこのふたりとも違う個性ですし、ちょっとたどたどしい歌い方や、丸みを帯びた英語の発音なども合わせて、「可愛い歌い手」であったと思います。そういう意味で前回の「歌姫」のカーラ・ボノフとも共通項がありますね^^。この「英語で歌う」というところがブラジルでの人気がいまひとつな理由かも知れません^^;。

この曲はものすごい数のカバーがあることでも有名ですが、Erroll Garnerが残したライブの音源に、私の好きなバージョンがあります。イントロで少しフリーな感じで弾き始め、やがて「イパネマの娘」のメロディを分解したようなフレーズに移ってしばらく続けます。ここまでの時点では、聴いてるお客さんは曲名に気づいていない^^。で、すっと本来のメロディに入ってきたとたんに、場内から拍手が来るわけです^^。これはカッコいいですよぉ^^。

夏は過ぎて行こうとしてるけど、ボサノバは夏だけではないですよ、と一応主張しておきますね^^;。夏っぽいことは確かではありますが。初夏にもいい感じですよ^^;。もうすぐ秋もやって来ますけど。
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