ノーベル賞の行方

ノーベル賞の行方とは言っても、この賞の未来がどうなる、どうあるべきかなどということを論じようとしているわけではありません＾＾；。毎年話題になる、と言っても日本人が受賞しないと新聞の小さな記事になる程度ですが、世界で最も有名な賞の受賞者がどうやって決められるか。これにちょっと興味はありますね。

受賞者決定のプロセスは秘密に行われていますし、その選考内容も50年間は発表されないようですね。あの時のあの人はなぜ貰ったのか、なぜ貰えなかったのか、ということはずっとのちになって初めて公表されるわけです。候補と目される人はいるわけですが、「なぜ私にくれないのか」と言っても、すぐに明らかにはされない。

わりに「実用的な」研究に対して授与されることが多い、ということを耳にしたことはあります。どの辺がどう実用的なのかは、一般の人間には分かりにくい時もしばしばありますが、今回の医学・生理学の受賞はわりに理解しやすかったですね＾＾；。記者会見での「これからが本当の勝負」というようなご主旨の発言も、なるほどと思える説得力がありました。

平和賞なんかはどうしてこの人が、と思ってしまうこともありますね。歴史はどうしても動いていくものですから、何年かを経てちょっと疑問視されるようなケースもあります。選考もこの賞は違うところで選んでいるみたいです。ちょっと選考趣旨の違う賞、名前だけは同じだけど。まぁ平和の概念が何種類も存在するであろう、ということなら平和賞の趣旨も何種類もあるのかも知れませんね＾＾；。

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