勘三郎さん逝く

書くべきか、と迷って１時間半ほど音楽を聴きながら、ぼんやりと過ごしていました。まさかそんな、ということが起こってしまうと、人間は思考が鈍くなってしまうのかも知れません。

中村勘三郎さんが亡くなったという報を知ったのは午前のことで、その後はたまたま家にいたこともあって、いろいろ伝えられるメディアなども少し見聞きしていました。病気闘病中ということは知ってはいたのですが、それほどに深刻な状況だとは思ってもいずにいましたし、やはり突然のことと感じています。

人となりや功績、芸風などについてはいろいろと紹介されていますし、私のところのようなサイトで書くことでもありません。私の感慨としては、ああいう感じの方でいらしたから、もっと長く世にあって活動し続けるものだと、そう漠然と思っていました。

病気の治療の副作用から発した病に倒れてしまうなんてことは、悔しくて仕方が無いだろう、とも思います。毀誉褒貶も様々な中傷も受けていた人だとも思いますが、芸の上でのお仕事ぶりは大変な量と質とを両立させていました。やはり思い半ばにして逝ってしまわれた、と思うだけにとても残念です。どうか安らかにありますように。

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