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Santa Claus is Coming to Town [音楽]

今回の「この1曲」シリーズは、通常の流れからは外れまして、クリスマスシーズンに合わせた、クリスマス・ソングを1曲取り上げます。数あるクリスマスの歌の中でも、ポピュラーな名曲「Santa Claus is Coming to Town」です。どっちかと言えば少しお子様向けの曲、と言えなくもないのですが^^;。雰囲気を作るというよりは、みんなでワイワイ楽しむ時に似合う感じでしょうか^^。

私が気になっていたバージョンはブルース・スプリングスティーンが歌って、ライブで収録された音源からのものです。Eストリート・バンドをバックに、熱くて派手めの仕上がりになっています^^。印象的なのはテナー・サックスのクラレンス・クレモンズのソロと、歌の合間に入る彼の「ウォホッホ」という笑い声^^;。

昨年のクリスマスの時季に取り上げた、ルーサー・ヴァンドロスの「Have Yourself a Merry Little Christmas」で書いた、とても印象的なサックスのソロは、その後偶然にクラレンス・クレモンズの吹いたものだということがわかりました。ルーサーのクリスマスアルバムのクレジットを見つけて、その中に明記されていたのです。Eストリート・バンドで聴かせるハードなブロウとはまた違った、メロディアスで流麗なプレイです。

近年体調を崩していた、この巨漢テナー奏者が亡くなったのは2011年の6月のことでした。そんなことも考えながら、この「Santa Claus is Coming to Town」を聴いていると、曲調とはうらはらにちょっと寂しくもなってしまいます。残されたこの曲はとても楽しい雰囲気にあふれた、いかにもアメリカのクリスマスらしさが満ちていますけれど。とにかくいい曲ですよね、この季節だなと感じさせてくれて^^。
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