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ハーメルンの笛吹きとインフルエンザ [暮らし]

「ハーメルンの笛吹き」は、ご存じの方も多いと思うけど、町の鼠を退治してくれた男に報酬を払わなかったので、怒った笛吹き男が町中の子供たちを、(笛の音で踊らせながら)ひとり残らず連れ去ってしまった、という伝承です。どうやら本来の原型には「鼠退治」の要素は無かったらしいのですけど。

ニュースの中で鳥インフルエンザの話題を見ていて、カミさんが「ハーメルンの笛吹きってインフルエンザの話だよね」と言ったので、この件が我が家の今日のお喋りの主題^^。「いやペストのことを語っているんだよ」と私。伝染病で大量に死者が出たことを暗喩している点では、病名について以外は当たっているのですが。

私はインフルエンザが大流行するようになったのは、早くとも19世紀ぐらいからで、20世紀に入っていよいよ「スペイン風邪」が大流行したのだ、と思っていました。ところが実際には、ルネッサンスごろから確実と思われる記録があり、推測ではあるけれど12世紀ごろにもそれらしい症状が記録されているようなのです。カミさんの説もひとつの見解としてはあり得るようです^^;。

「ハーメルン」のできごとは13世紀のことを語っているらしいのですが、必ずしも伝染病についてかどうかは諸説あるとのこと。「町を出て行った」のが死を意味しているのではなく、文字通り町を出て開拓・植民をしたのだ、という解釈もあって、しかもこれはかなり有力な説であるらしいのです。

まぁ、それも「若い世代が町を出て行った」ということではあるのですが、必ずしも伝染病のことでは無いようだ、ということは分かりました。それにしても、インフルエンザという病気は、現在でも大変厄介な病気であることは確かです。激しい流行に至らないといいのですが。
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