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Summer Samba [音楽]

何人かのハモンド・オルガンのプレイヤーの曲を続けて取り上げてきた「この1曲」シリーズですが、今回はWalter Wanderleyの演奏で1966年の夏にシングルリリースされた「Summer Samba」です。曲名も夏向きだしね^^。よく知られた曲でもありますが、オルガンで聴くとまた違った楽しさがあります。

ワルター・ワンダレイは60年代を中心に多くのレコーディングがありますが、ブラジル出身でもありボサノヴァテイストの曲のオルガンでの演奏は、よく知られています。オルガンだけでなく、ピアノもなかなかセンスのいいプレイを聴かせてくれますが、オルガンでの演奏ほどにはヒットにつながっていない感じでしょうか。

いろいろな奏者でハモンド・オルガンの演奏を聴いてくると、共通しているのはアンプの能力を生かしたトレモロの使い方とか、ハモンドの特徴のひとつである、パーカッシブな音色でリズム感を出す弾き方でしょうね。もちろんロック畑のキース・エマーソンやジョン・ロードなどとも共通するものがあります。楽器の特性がプレイに影響を与えているという例のひとつだと思いますね。

こうした60年代から始まったハモンド・オルガン演奏の流行は70年代も続くものの、70年代の終り近くにシンセサイザーの能力が大幅に上がったことで、だんだん下火になっていったように思います。総合的なキーボードのプレイヤー、というスタイルに変化していったわけですね。オルガンの音色の多彩さをはるかに凌駕していますから。

ただ、オルガンでの演奏でなければ味わえないこともあるわけで、そうした良さを求めようとするプレイヤーも、数は少ないものの存在しているように思います。私としてはこの楽器の音色は大好きなんですよね^^。未来に残って欲しいものだと思います^^。
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