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Chariots of Fire [音楽]

「Chariots of Fire」はVangelisが1981年に発表したアルバムのタイトルで、同名の映画のサウンドトラック作品でもあります。このアルバムの1曲目が映画のオープニングに流れ、大変有名になりました。実際には「Titles」というタイトルの曲です^^;。ややこしいですが。

ただ、シングルカットされた時には「Chariots of Fire」として発売されたため、同じ曲なのにアルバムの中とシングルとでタイトルが違います。ますますややこしい^^;。ここで取り上げるのもシングルの曲名で、前回からのつながりということになります。まぁ映画の方は「炎のランナー」という邦題がつきましたが、けっこうヒットしてるんじゃないでしょうか。曲の方もよく知られています。

「Chariot」は元々は二輪馬車のことで、ローマ時代の戦馬車を言います。「ベン・ハー」という映画の中で競走シーンが出てきますが、そこで登場人物たちが乗っています。のちに18世紀以降には4輪の(主に荷運びの)馬車のことも意味するようになります。英語の中での馬車を意味する単語はかなりの数があって、やはりこういうことがある種の文化なんだなと思います。

作曲者のヴァンゲリスは、この映画の音楽でアカデミー賞を受賞しています。翌年には「ブレードランナー」、2年後には日本の作品「南極物語」の音楽も担当しています。かなりの売れっ子ですな^^;。どちらの作品もヒットしたようですね。「南極物語」は第1回南極越冬隊が、日本に帰国する際にやむをえず残してきた犬達を描いた作品でした。

映画で売れっ子になる前の一時期は、バンドのキーボードプレイヤーでもありました。イエスのキーボード奏者として、リック・ウェイクマンの抜けたあとに加入するという話もあったようですが、いろいろ理由があって実現しませんでした。その代わりにイエスにはパトリック・モラーツが入って、壮絶な名作「Relayer」を作ることになります。一方のヴァンゲリスは、ジョン・アンダーソンとユニットを組んだりもしていましたね。

映画音楽で世界的な名声を得たのちも、90年代以降も積極的な活動は続いていて、多くのオリジナル作品や映画の音楽を担当したアルバムが作られています。日本では一時的な人気だったように思いますが、現在でもヨーロッパではかなり知名度のある作曲家として活動が続いています。かなりの大物と言えましょうね^^。
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