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Abe Laboriel Jr.のこと^^ [音楽]

エイブ・ラボリエル・ジュニアというのは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、本名Abraham Laboriel Jr.という名のアメリカのドラマーです。エイブがエイブラハムなだけで、本名と芸名と言うほどに違いがあるわけでもないのですが、この人の父親もまったくの同名で、名前のうしろに「シニア」と付けて呼ばれてますから、区別しやすいように「エイブ」で通しているんだろうと思います。

もちろんこれも知ってる人は多いと思うけど、現在日本をツアー中のポール・マッカートニーのバックでドラムを叩いている、あの巨漢ドラマーです。かなり腕力もありそうだし、一見力で押しているように見えるのですが、手首の使い方がかなり柔らかいことは見て取れますし、基礎からきちんとトレーニングしたということが想像できる、素晴らしいテクニックも持っています。

私がこの人を初めて見かけたのは、やはりポールのアメリカ・ツアーの模様を収めた、2002年のDVDの映像でです。1971年の生まれだそうですから、当時31歳でこのツアーに参加していたことになります。ドラムを叩くだけでなく、バック・コーラスとして歌ってもいます。まぁこのポールのバンドは全員歌いますからね。彼だけが特別ってわけでもありません^^。

わざわざ記事にしようと思った動機はと言いますと、某動画サイトで見かけた彼のプレイ動画で、ドラムのセッティングが面白いなと思ったから。体の大きな人なんで見誤りかねないのですが、かなりサイズの大きな太鼓の組み合わせでセットを組んでいます。面白いのはバスドラムの位置なんです。

バス・ペダルを両足用のたぶん左利きタイプのものを使うことで、バスドラムを左足側に置いています。そしてタムタム類は体の右側に低いものを持っていくという、右利きとしては普通のセッティングにしています。このバスドラムをわざわざ左に持っていくというのが、私は見かけたことが無いもので驚きました。恐らくはシンバルのスタンド配置の都合などから、こういう具合になっているんじゃないかな。

写真によってはごく普通のセッティングのものもあるようなので、いつもこんな風に配置しているのかは分かりませんが(デモンストレーション用かも知れないから)。あと、パイステユーザーらしいということも見て取れます。もっともプロのドラマーの場合は契約を結んで、そのメーカーのものだけ使うケースも多いので、この辺は分かりません。ただ面白いのは、サウンド・エッジのハイハットをトップとボトムをひっくり返して使っているらしいこと。

ドラムに無関係な方には、いろいろ訳分からんと思いますが^^;、なにしろ個性的なセットを組んでいるように思えたので、ちょっと記事にしてみた次第です^^。まぁアメリカを見渡せば、「個性的」なセットだらけなのかも知れません。自分がやりたいようにやる、と言うことを優先すれば、セオリーを崩すことを恐れないのも自由だと思いますし。

ただし、出てくる音の面ではけれんみのないきちっとしたリズムを叩き出す、いいドラマーだなあと思うのでございます。ちょうど来日中ということもあって、乗っかり気味の記事ということで^^;。でも、ホントにいいドラマーだと感心しておりますよ^^。
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