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Morning Has Broken [音楽]

さて、1回スキップしてしまった「この1曲」ですが、アーティスト名が「狼」「犬」とくればやはり猫にご登場いただくことになりますにゃ^^。Cat Stevens。まぁこの人の場合は芸名なわけですが。本名はSteven Demetre Georgiouで、ギリシャ系だったこともあって、名前が覚えにくいのではないかと、芸名を名乗ることにしたようです。

この歌は元々は民謡であったようで、スコットランドで歌われていたものを「聖歌」としての詞が作られ、愛唱されていたのだそうです。キャット・スティーヴンスはそれを1972年にポップ・ソングとしてリリースしました。スマッシュヒットとなって、キャットの代表曲のひとつにもなり、日本でもよく知られた曲となっています。CMに使われてた
こともあったかな。

イントロを印象づけるピアノはキーボード奏者としてプログレ好きにはおなじみの、リック・ウェイクマンのアレンジと演奏です。この曲のレコーディングは1971年ですから、イエスに加入するのと同じ年のことになります。言われてみればアルペジオの雰囲気なんかは、いかにもって感じもしますが、暗示にかかっているかもしれません^^;。

このバージョンのヒットで、ポップ・ソングとしても知られた曲になり、たくさんのカバーも生まれています。男性だとNeil Diamondのものはよく知られているみたいですが、私はAaron Nevilleの個性的な歌唱が面白いな、と思います。元々が聖歌でもあるだけに、ゴスペル風味のアーロンの歌い方が、いい雰囲気だなと。

キャット・スティーヴンスは、1977年ごろにはイスラム教に改宗して、やがて音楽活動からは身を引いてしまいます。人道的な活動を熱心に行っていたようです。1985年には「ライブ・エイド」のコンサートにも参加する予定だったのですが、出演時間が流れてしまったとのことです。

のちに2006年にアルバムをリリースするまで、ほぼ音楽界からは引退した状態でした。30年近くを経て音楽に戻って来るというのも、やはり音楽に対する気持ちは残っていたと言うことなんだろうと思います。欧米のアーティストとしては、大変珍しい人生を送っている人だな、と思います。
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