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十五夜と満月 [季節]

今年の9月27日は十五夜で「仲秋の名月」と呼ばれるわけですが、満月は翌日の28日になります。しばしばのことなんですが、これがずれてます^^;。まぁ元々太陰暦の15番目の夜が「十五夜」であって、近代に確立された月齢とはずれていることが多いということですけどね。

太陰暦を使っていれば月の満ち欠けが正確だとは思うけど、だからって太陰暦を使い続けてはいられないでしょうね、やはり。閏月なんてものがあったわけで、一年間が13か月になってしまう。江戸時代の給与(俸禄ですな)は年俸制なわけで、一年いくらで支給されているから、閏のある年は倹約しなきゃならなかった、らしいです。大変だね^^;。

現代で使われる太陽暦だって、ひと月の日数はまちまちだし、4年に一度は閏年で一日増やしたあげく、100年だったかに一度はうるう年に当たっていても日数を増やさない、とかいったいろいろな厄介ごとを含んでいます。それでもとりあえずはこれが一番使いやすいのは、季節感とわりに合致しているからでしょうね。もちろん温帯から亜寒帯までの地域での「季節感」とほぼ合致、ですが。

一年を13か月に区切る制度というものも考え出されてはいるのですが、これは定着しそうにありませんね。1か月を28日(4週間)として、それが13か月プラス「特別な日」が1日存在する(祝日にしてしまう、らしい)、というカレンダーなんですけど、季節感とは合わないし。もっとも隔週給制度の人も多いアメリカなんかは、事実上の生活単位を年間52週で暮らしているわけでしょうけどね。

メートル法と十進数が大勢を占める時代になっても、7と12に4も加えた一年の区切り方には変化はありません。もっともSF小説の中では宇宙に進出した人類の使っている「曜日の呼び名」が少し変化を起こしてしまって(英語でですが)、たとえば「星曜日(Starday)」とか「風曜日(Windsday)」なんてのが出てきたりします。

某SFシリーズの中でなんですが、こんな変化は何年かかって起こるものなのか、という興味はありますね。でもカレンダーの中の区切りは、変化しそうに無いなぁ。もはや太陰暦にはとても戻れそうにありません^^;。
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