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松原正樹さんが亡くなられました [ひと]

ギタリストの松原正樹さんが2月8日に亡くなっておられた、という報道が10日に流れました。亡くなるほどの年齢ではなかったはず、といういつも感じることを、またしても思ってしまいます。青山純さんの時もそうでしたが、長く闘病しておられたなどと言うことは、一般には伝わっていないのが普通ですから、やはり急なこととして驚いてしまいます。

本当はその事だけで語るべきでは無いのだろうと思うけど、やはり私としてはユーミンこと松任谷由実さんのアルバムでの演奏のことを思ってしまいます。とにかくクレジットをたどってみれば、1976年の「14番目の月」(まだ「荒井」時代の4枚めのアルバム)に登場してから、1997年の「Cowgirl Dreamin'」に至る20年間余りにわたって名前が記されています。

演奏に加わった曲数は、アルバムごとに違ってはいるはずですが、とにかくアルバム25枚に連続してクレジットされているのです。1997年暮れの「スユアの波」にはクレジットが無く、ついに連続は途切れるのですが、その後に発売されたアルバムにも、演奏は収められていて、縁の深さを知ることができます。

もちろん松任谷由実という作り手は、曲ごとにサウンドを選びますから、そのすべてに関わっているわけではないとは思います。どちらかと言えば彼女としては少しハードな、ロックに寄った音作りの時に松原さんのギターが響くのだと思います。

そしてあまりにも有名ですけれど、恐らく最も知られているのは1980年の「SURF & SNOW」の中の1曲「恋人がサンタクロース」のギターソロでしょう。ソロだけではなくて、この曲はイントロからギターが前に出ていて、曲全体でボーカルに絡み続けています。このギターが無ければ、この曲の印象が一変してしまうはずです。

ほかのアルバムでも、1曲は「ロックテイスト」な曲が含まれていて、その中で松原さんのギターが聴けます。もちろんアルバムにクレジットされているだけで、どの演奏が彼なのかは明記されてはいませんが、恐らくこういう時のこの音、という想像は大きく外れてはいないと思います。まぎれもなく彼の音の個性が感じられるからです。満61歳没。ご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに。
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