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And Your Bird Can Sing [音楽]

毎年恒例の年頭の「この1曲」はその年の干支にちなんだ1曲を取り上げています。今年は酉年ですから、鳥の名の入った曲名やアーティスト名から選ぶわけだけど、これはかなりの数がありますよね。最初はチャーリー”バード”パーカーの曲でなにかと考えたんですが、方針を変更して「And Your Bird Can Sing」にしましょうか。

言うまでもなくBeatlesの佳曲であり、中期のジョンの歌のうちでも佳曲に入れていいと思います。ただ、当サイトの「この1曲」シリーズはひとつのアーティストにつき1曲ですが、ビートルズとストーンズからは選ばない(いい曲が多すぎて絞れない、という敬意の表出^^;)という原則がありまして、ここは逃げを打ってのカバー・バージョンで。

Matthew Sweet and Susanna Hoffsというユニットが2006年春に出した「Under the Covers, Vol.1」というアルバムの2曲目に収まっています。このスザンナさんは、これまた言うまでもなくという枕詞を付けていいと思うけど、80年代に活躍したThe Banglesという、女性のみのバンドのボーカルだった人です。バンドが解散したのちはソロ活動を続けています。

もう一方のマシューさんの方は、地道なバンド/ソロ活動をしていたんですが、大きな成功には至ってはいません。現時点で3作出ている、スザンナと組んだカバー集である「Under the Covers」のシリーズはよく知られてるようですけど。それとこのマシューさん、日本のアニメのファンだそうで、左腕には「うる星やつら」のラムちゃんのタトゥーを入れているそうです。

曲の仕上がりということでは、ギターのサウンドときれいなコーラスとで、うまくまとまっています。ただフルコピーに近いんですが、カバーとしては少し「無個性」という気もします^^;。演奏者としての個の表現には踏み込んでいない感じ。まぁアルバムの中の曲はいずれもそんな感じで、個性を出すというよりは「コピー」することを主目的にしているんでしょうね。

スザンナさんの声はキュートだし、ふたりでのコーラスもギターワークもきれいな仕上がりにはなっているんだけど、ご本人たちの個性を出したカバーとはなってはいません。スザンナさんの声の質は好きなんですが。申しわけないけど「すごく上手いアマチュア」みたいな感じは否めない気がします^^;。アルバム全体の選曲は、バラエティに富んでて面白いんですけどね。ちょっともの足りないのかなー、と。でもとにかく「鳥の歌」っていうことで、今年の1曲めなのでございました^^。
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