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In the Time of Our Lives [音楽]

ここしばらくのテーマとして、タイトルに「人称代名詞」を含む曲を繋いでいる「この1曲」シリーズですが、今回はアメリカで1960年代の終り頃に活躍したバンド、Iron Butterflyの「In the Time of Our Lives」です。一般には「へヴィ・ロック」とか「サイケデリック」とか呼ばれているタイプのバンドなんですが、一種のプログレの走りとも言えそうな気がしています。

同じレーベルにいたヴァニラ・ファッジもそうなんだけど、良く言えばちょっと構えを大きく取って、悪く言えば「大仰な」サウンドと歌とで、ある種の様式を表現している、というバンドなんですけどね。醸し出しているムードは、少しあとのBlack Sabbathあたりにヒントを与えているように思います。ごく大ざっぱに言うと、へヴィ・メタルの源流のひとつとも言えるかな。

それはともかく、「In the Time of Our Lives」は、彼らの3枚めのアルバム「Ball」の冒頭に収められている曲ですが、印象としてはむしろ4枚めのアルバムになった「Live」の冒頭の演奏が面白いですね。エフェクトで歪んだ音色のギターとキーボード、重々しいベースとドラムス、意味有りげな声で歌うボーカルという具合に、なかなかのオリジナリティを発揮しています。

このバンド、主な活動は1967年から69年ごろという短い期間なんですが、その後に再結成されてからはほぼ現在に至るまで活動を続けています。もの凄いのはその再結成後に所属していたメンバーの数で、と言ってもバンドはせいぜい6人編成プラスサポートのメンバーなんですが、延べ人数がとんでもない数なんです。

ちゃんと数えてないけど、50人ほどの名が並んでいますから、ご興味が有りましたら英語版のWikiをご覧になってくださいね^^;。私もこんな状況になっていたなんて、全然知りませんでした。まぁアメリカでは良くあることではあるんですが、再結成のあとはライブのたびに違うメンバーをサポートに入れたりしてるんでしょうね。そもそも再結成してることも、私は知らないでいたんですけど^^;。

初期のメンバーはのちにCaptain Beyondに参加したりもしていて、さらにロック史に名を刻んでいます。このキャプテン・ビヨンドと言うバンドもオリジナル時は短命ながら、なかなか面白い個性のバンドなんですが、そのあたりはまたそのうちに^^;。それから「Iron Butterfly」というバンド名は、もしかすると「Led Zeppelin」という名前のヒントになっているかも知れません。まぁ私はかなり確信してますけど、この件^^;。
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