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Pressed Rat and Warthog [音楽]

今回の「この1曲」は、来年の干支にちなんだこの曲です。と言うか、欧米ロック、ポップスに曲の数は満天の星ほどもありますが、タイトルに「イノシシ」が入ってる曲は、おそらくこの曲だけ。空前絶後、唯一無二。まぁ「来年の干支」というテーマでこの曲を紹介できるのも、今年の年末というチャンスを逃すと、あと12年待つことになってしまいます^^;。

なので、このシリーズはひと組のアーティストは1曲のみの登場とする、という原則を立てておりますが(そして「ほぼ」守ってきておりますが)、ここはCreamに2度めの登場をお願いすることにいたします。なにしろ「この1曲」シリーズの最初期にCreamがいますからねぇ。でも曲名もさることながら、こういう構成と言うか造りの曲も、そうそうは見かけないですよね。

このグループの3枚めのアルバムにあたる「Wheels of Fire(スタジオ録音とライブの2枚組)」の、スタジオ盤の方のB面1曲めに、この曲が収められています。あ、もちろんアナログ盤での話で、CDなら5曲め。Ginger Baker, Mike Taylorの共同で作られた、とクレジットされています。Mike Taylorさんはピアニストらしいですね。とにかくバンドの演奏の上に「語り」が乗っかって、詞は三連まで「語られた」のちに、インストの音が盛り上がりつつフェードアウトするという構成です。

詞の英文を見ても内容は非常に解りにくくて、まぁある種の「象徴詩」なのかなとも思いますけど、「幻覚的な夢を思い出して書いた」とか言われれば、はいそうですかという感じ^^;。邦題は「ねずみといのしし」で、さ来年の干支のねずみも含まれてますが、ねずみをタイトルにした曲はそれなりにありますから、この曲のイノシシほどには希少ではありませんね^^;。

あ、ちなみに正確には「Warthog」は「イボイノシシ」のことだそうで、我々が普通「イノシシ」と呼んでいる種とは、ちがう種類の動物です。イボイノシシの分布はほぼアフリカの南側の地域に限られますが、イノシシはユーラシア大陸からオセアニアの一部と北米の一部、そしてアフリカの北部となります(人が持ち込んだ地域も含まれているようですが)。まぁこの際多少の生物学的齟齬は振り捨てて^^;。なにしろ曲名として存在するのは、たぶんこの1曲だけですからね。

さて、そういうわけで今年も暮れようとしていますが、関東では暖かな日々を楽しんでいた12月前半がウソのような、寒々とした日々が続いています。少し寒さがゆるむ日も来るようですが、なにしろ寒さは続きますから、体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。どうか良いお年をお迎えください。
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