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Luka [音楽]

今回の「この1曲」シリーズはSuzanne Vegaの「Luka」です。このシリーズを再開しようか、というタイミングで、今までに記事にした曲を一覧にしてリストを作りました。その時に「300曲以上か、ふぅー」なんてリストをざっと見回していると、大好きな1曲であったはずのものが、リストに無いことに気づいたりもしました。何曲も、ね。

「Luka」もそんな1曲で、「忘れてるじゃん」と思いましたね^^;。「固有名詞がタイトルの曲」なんていう繋ぎ方をしていた頃にも、取り上げ損ねちゃってるんですよ。ということで改めて行ってみようと思った次第なのでございます。この曲は1987年の4月にリリースされて、全米では3位まで上がるヒットになっています。

Suzanne Vegaという人の持っている曲作りの特質は、社会性のあるメッセージを含んでいたり、心の奥の感情を吐露したりという、その頃のアメリカのミュージック・シーンから見れば、かなり異質なものでした。基本的に「かっこいいPVを作って曲をヒットさせる」みたいなスタイルが、いちばん多かった時期だったかな、と思います。ごく大雑把な括りですけど^^;。

もちろん例外もあるわけだけど、その辺がアメリカの音楽産業の面白いところでもあり、ある種の「限界」もそこに潜んでいるわけです。だから何さ、でもありますけどね^^;。閑話休題。「Luka」の歌詞には、家庭内で暴力を受けている子供が登場します。というかLukaってその子供の名前(歌の中での)なわけです。

ホントにあの時代のチャートを賑わす歌としてはごく「異質」な性格を持っていたのでした。にもかかわらずヒットしたのは、やはり「真実の重み」と言うか主張している中身の普遍性みたいなことが、大きいんだろうと思います。歌詞そのものは深刻に主張するわけではなく、「語り手」のLukaが身の上をぽつりぽつりと話していく、という風に作られています。

曲そのものも比較的明るさのあるポップな仕上がりになっていますが、それだけに中身が浮き彫りになってくると、言えなくもないかな^^。まぁメロディの覚えやすさもあるし、ヒットする要素はやはりきちんと押さえてあるというのはうまいですよね。

話は少し曲の中身から離れますが、Suzanne Vegaのライブの映像を見ていると、この人のギターの演奏ぶりが個性的でしかもかなり上手だな、と感心してしまいます。右手を肘で支えて浮かせたまま弦をアルペジオで弾いたりしていて、もしかしたらクラシック・ギターの素養とかもあるのかしら、とも思います。ま、余計な話ですけど^^。

ということで動画のリンクも置いておきます。物語性を暗示程度にとどめて、くどくなり過ぎないようにうまく作られています。が、色合いは青い^^;。なぜかずっと青い。曲をご存じない方は、よろしければお聴きになってみてくださいね^^。
https://www.youtube.com/watch?v=VZt7J0iaUD0

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