SSブログ

冬の猫 [猫]

関東はほんの一日、むやみに暖かい日があって、また寒い日々に戻ってしまいました。寒さが続いていると、外で暮している猫が風邪をひかないか、心配してしまいます。

猫は風邪をこじらせると、鼻が利かなくなって食べものをとることができなくなってしまいます。食べものの匂いが嗅ぎ分けられなくなってしまうから。食べてもいいものかどうかの判断ができなくなってしまうわけです。つまり絶食し続けることになります。そうなると、回復できるかどうかは体力との競争になってしまいます。

もう何年も前のことになりますが、我が家に時おり遊びに来ていた猫が、ひどい風邪をひいたあげく、死んでしまったことがあります。その頃は小さな前庭のある集合住宅に住んでいたんですが、ある夜気がつくと、我が家の庭先で彼が息も絶え絶えになって横たわっていました。もうだいぶ長く病んでいたらしく、毛のツヤも悪くひどい目やにと鼻水だらけという状態でした。びっくりして近くの獣医さんに電話して連れていきました。事情を説明したら、水分補給の直腸注射などもしてくれたのですが、結局明け方に息を引き取りました。

そんなことを経験してからというものは、冬の猫を見かけると、寒さに負けていないか気になります。寒い日でも暖かそうな場所にいるのを見かけると、気がなごみます。

   陽だまりを 分けて坐るか 猫二匹

冬の猫は冬毛が長いので、丸っこくてかわいいのですが、寒さと戦いながら生きていることも確かなのだな、と思います。

   雲過ぎて 陽を探し見る 冬の猫


キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法 (ちくま文庫)

キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法 (ちくま文庫)

  • 作者: T.S. エリオット
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 文庫



タグ: ねこ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。